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柳川川下り【福岡県・柳川市】
水郷のまち・柳川においでめせ 朗々とした船頭の声がお堀に響く
柳川川下り【福岡県・柳川市】

 水郷・柳川散策といえば、どんこ舟でゆらり揺られて川下り。船頭さんは、“七曲り”のお堀を竿一本でス~イスイ!いくつもの橋をくぐり抜けてめぐります。「頭ば下げてくださ~い」という声を合図に、乗客全員で頭を下げて橋の下へ。船頭さんは橋に付けられたロープをスルスルとたぐりながら、進みます。船頭歌が辺りに響きわたると、お堀全体が和やかな風情に包まれ、乗り合いのお客さんたちも和気あいあいと声を合わせていました。
 船頭さんのガイドを聞きながら、なまこ壁の白壁土蔵や赤れんが造りの倉庫などを眺めてぐるりとお堀を一周すると、一端の“柳川通”になった気分。このまちの美しさと人の温もりを一番教えてくれるのが、「柳川川下り」なのです。

船縁
船頭さん

お堀には、各家庭から下りるための石段が今も残され、生活になくてはならない文化であったことが見てとれる。巨木のアーチを抜けて舟は進む

風情
すれ違い

(上)お堀の総延長は約470キロメートルにもおよび、生活用水として、農業用水として、柳川の人々の暮らしを支えてきた

(左)川下りのコースは、下百町~御花または沖端まで。7月初旬~9月初旬には納涼船、中秋の名月あたりには観月船、12月1日~2月末日にはこたつ舟で楽しめる

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