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陶器市
柔らかな白磁に映える鮮やかな絵付け
焼き物発祥の地 有田
焼き物発祥の地 有田【佐賀県・伊万里市・有田町】

 佐賀といえば“焼き物のまち”。有田町で焼かれる「有田焼」は、伊万里港から積み出されていたことから、「伊万里焼」とも呼ばれています。そのはじまりは、豊臣秀吉の朝鮮出兵の時代。当時、多くの大名たちは朝鮮から陶工を日本に連れて帰っており、有田にも李参平(りさんぺい)という陶工がやってきました。参平は、日本で最初の磁器を焼いた人物です。その後有田では、酒井田柿右衛門によって日本初の色絵磁器が焼かれました。やがて有田焼はヨーロッパに向けて積み出され、貴族の間ではインテリアとして好まれていたようです。
 400年を越える歴史が刻んだ美しさを受け継ぎ、新たな魅力を携える有田焼のふるさとです。

有田焼

美しい白磁、軽さや薄さが特徴的な「有田焼」。滑らかな肌触りで口当たりが優しいため、日用の器として使用するのに適しているといわれている

陶器市
陶器市

(上) 毎年、ゴールデンウィーク期間中に開催される「有田陶器市」。100回を越える伝統的な行事です。メインストリートには多様な焼き物がズラリと並ぶ

(左) 11月には「陶磁器まつり」が行われます。色鮮やかな紅葉を楽しみながら、好みの陶磁器を探して有田町を巡ってみよう

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