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月隈木履工業所【大分県・日田市】
ちょっと大人になった気分 自分の日田下駄をあつらえる
月隈木履工業所【大分県・日田市】

 杉の産地として栄えた日田は、下駄の生産が盛んに行われ、日本の三大産地とも呼ばれています。そんな名産地で、自分だけの下駄をあつらえるなんて、ちょっと大人になったからできるお楽しみ。“本物”の良さが分かるようになってきた証です。丁寧に作られた下駄は、履いたときの温もりと軟らかさが違います。杉と桧(ヒノキ)で肌触りは違うし、かかとの高さでも履き心地が変わってくるのです。いくつか試し履きして、まずは板を決めます。そして、いろいろな絵柄の中から吟味して、自分好みの鼻緒をチョイス。手際よく鼻緒をすげてもらい、あっという間に完成!出来上がりを見たら履かずにはいられなくて、そのまま豆田町散策へ。カランコロンと町に響く音は、とても心地よいものです。

外観
鼻緒
下駄作り

(上) 鼻緒は男性用、女性用と分かれているが、長さを調節して男性用を女性用にすげることもできる。お気に入りの柄を見つけて一生ものをあつらえよう

(左)この工場では家族三世代と職人さんたちが下駄作りを行っている。下駄にも人柄の温かさが伝わっていて、リピータの客や大切な人へのプレゼントを探して訪れる客も多い

輪積み

「どうぞ工場の方も見ていって~」という言葉について行った先には、削った板を自然の風に当てて乾燥させる「和積み」。これを見ていると、一つ一つ心を込めて作られているんだなと実感

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