「これぞ鹿児島流！？
黒豚ハム、黒毛和牛、そして芋焼酎。」

南の、鹿児島にも面白い店がある。中心地『天文館』のほど近く、地元の素材にこだわったイタリアンレストラン『ピッコロモンド』だ。手書きのメニューボードには、黒豚、黒毛和牛の文字に並んで、鹿児島でとれる旬の魚介を使ったメニューがびっしり。

ここでは、オーナー隈元さん手作りの『自家製黒豚ハム』は外せない。塩、こしょう、砂糖、ハーブ、タマネギを材料としたソミュール液に10日間漬け込んで、肉の中心部までじわじわと味を沁み込ませながら熟成させたら、ウィスキーチップで薫製に。黒豚の脂身がよりいっそう甘くなり、これが白ワインによく合うのだ。そしてもう一献、このハムにさらりとクセのない芋焼酎『紅椿』を勧められた。薫製の香りと芋の香り……たまらん！ フォンドボーソースの黒毛和牛のグリルは、ワイルドな 芋『天狗櫻』のロックで。いやぁ、合う、合いすぎる！

“ピッコロモンドと芋焼酎”、これは誰もがハマる究極の鹿児島かもしれない。