
鹿児島
船頭料理 魚庄
「サバの活き作りは究極の鮮度。
これを食べずにおくものか」
FDAの就航先の中で最も南に位置する鹿児島。東に太平洋、西に東シナ海、そしてお膝元に桜島を抱く錦江湾と、三方を海に囲まれたこの地は、言わずと知れた“海の幸”の宝庫だ。
JR鹿児島中央駅近くにある『魚庄』は、数隻の船を所有する漁師・田中勝徳さんが、極限まで新鮮な魚を提供するこだわりの店。自ら釣り上げた魚は市場を介さず、数時間後には店頭へ並ぶ。 豊富な魚種やメニューの中で気になったのが『近海活きサバ刺し』。ピチピチ踊るアジの活き造りはよく見かけるが、サバは珍しい。これを食べずにおくものか。
出てきたサバの、美しい朱色の血合いに驚く。そして口に入れた瞬間、身がとろけるような食感に二度びっくり。九州近海で釣り上げたサバを生きたまま店まで運び、注文が入ってからさばくというが、実際、そこまでしないと食べれない味だ、これは。
春から夏にかけてはサクラダイやイトヨリ、タマガシラなどの白身魚、そして名産のキビナゴも卵をはらんで美味しくなるという。
ひょいと鹿児島へ、究極の鮮度を求める旅もいい。



鹿児島
船頭料理 魚庄
- 住 所
- 鹿児島県鹿児島市中央町24-18
- TEL
- 099-250-2325
- 営業時間
- 11:30~14:00、17:00~23:00
- 定休日
- 月曜
※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.15号(2016年3月発行)掲載時のものです。