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ご主人の友人である漁師が屋久島近海で釣った魚を現地から直送してくれるそうで、なかなか市場には出ない本場の旬を堪能できる。7~10月にはチビキやホタ(アオダイ)、10月から首折れサバが旬を迎え、多彩な料理で品書きをにぎわす。屋久島産のトビウオを使った『さつま揚げ』1人前540円が食べられるのは、この店の客の特権だ。

鹿児島

屋久乃庵 梅吉

「舌に郷愁を誘う
幻のさつま揚げ」

地元の人いわく、鹿児島名物『さつま揚げ』とは、基本的にお母さんが家で作る料理らしい。そんなことを言われても、こちとら旅烏(がらす)。「揚げたてとビールは最高よ」なんて聞くと、思わず食いしん坊の右脳が反応して、今すぐ食べたくなる。

屋久島産のトビウオを使った『さつま揚げ』が食べられると聞いて訪れたのは、『屋久乃庵 梅吉』。その名の通り、屋久島出身のご主人が南の郷土料理を振る舞ってくれる店だ。

早速、カウンターに滑り込み、キンと冷えたビールとお目当ての『さつま揚げ』を注文。やがて目の前に現れたそ奴は、湯気を上げつつ、ふんわりと膨らんで見える。たまらずかぶりつくと、外側は香ばしく、身が詰まった内側の滑らかな舌触りに驚く。もちもちとした食感は、新鮮なトビウオならではのもの。甘さ控えめで、癖もなく、上品な素材の旨味が生きている。

ご主人いわく、『さつま揚げ』は屋久島のソウルフード。おばあちゃんが「よく練れ!」と伝授してくれた大切な味だという。屋久島人が自らの魂を込めて練り上げる一品は、舌に郷愁を誘う。

『桜姫鶏の一夜干し』1人前756円。海水の濃度程度の塩水につけて一晩干してから丁寧に焼き上げる。屋久島の塩のまろやかな旨味に、まずびっくり。肉と一体となり、美味倍増。お好みでレモンやわさびも。
屋久島で捕れたカツオを使った人気メニュー。カツオと塩、スパイスをオリーブオイルでじっくり煮た『ゴーヤとカツオのコンフィ和え』324円。しっとりとしたカツオと、フレッシュなゴーヤの相性が抜群。
『〆サバ』1人前864円は絶品。まるで刺し身のように絶妙な〆加減で、柔らかな酢がサバの旨味をぐっと引き出している。砂糖と塩、酢。それぞれ時間を計って“漬けては寝かせる”を繰り返すのだという。

鹿児島

屋久乃庵 梅吉

住 所
鹿児島県鹿児島市中央町3-2 進ビル1F
TEL
099-206-6824
営業時間
18:00~24:00(OS11:30)(金・土曜は~翌1:00(OS24:00))
定休日
月曜、年末年始

※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.16号(2016年7月発行)掲載時のものです。

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