
青森
酒菜 調製 嘉一
「こんなに青森が
日本酒の旨い土地柄だったとは」
さぁ、もっと北上!青森だ!冬の青森なら、陸奥湾のホタテを食さずには帰れない。刺し身でいただくか、貝焼き味噌でいただくか、非常に悩ましいところ。ここまで来て悩むくらいなら、後悔しないよう両方いただいてしまおう。地元人に教えてもらった『嘉一』の暖簾(のれん)をくぐった。お品書きをみると刺し身は350円からあり、500~600円の品が多い。「これなら、ひとりでも数品楽しめるぞ」。
お目当ての貝焼き味噌が完成するまでの間、刺し盛りを楽しむとしよう。ぷりっぷり肉厚の大きなホタテの刺し身を豪快に口に放り込む。まったりとした甘さに、思わずニヤリ。そして、すっきりとした味わいの辛口の地酒『亀吉』をこくり。マグロにノドグロ、メバル、〆サバ、連子ダイ。そして真ダラの昆布〆。ブリブリ食感やもっちり食感、脂の旨味を楽しんでいると、貝焼き味噌が完成した。少しレアな貝柱をいただく。甘さと旨さ倍増である。酒が進んで仕方ない。
こんなに青森が日本酒の旨い土地柄だったとは、うかつにも程がある。酒といえば新潟、そして新潟といえば、佐渡沖の海鮮が朝な夕な冷え込むたびにぎゅううっと旨くなってるはずだ。「待ってろ新潟」とばかりに、週末に飛ぶ。



青森
酒菜 調製 嘉一
- 住 所
- 青森県青森市中央1-1-10
- TEL
- 017-777-2555
- 営業時間
- 11:30~13:30、17:00~22:00
- 定休日
- 日曜、祝日
※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.10号(2013年10月発行)掲載時のものです。