


「三内丸山遺跡」に隣接する「青森県立美術館」は、東北随一の入館者数を誇る白亜の美術館です。シンプルに研ぎ澄まされたフォルムの建物も“作品”といえるようなアーティスティックな空間には、青森出身の作家たちが描いた絵画の数々や存在感あふれる造形が展示されています。風土に根差した力強いアートは、まるで故郷への思いがあふれているかのよう。また「ホワイトキューブ」展示室や土の床や壁が露出するすき間の「土の展示室」など、展示空間も見どころの一つです。アートを堪能したら併設のカフェで県産食材をたっぷりと味わえるランチを楽しんだり、ミュージアムショップでお気に入りの作家のグッズをショッピングするのもおすすめです。


常設展示室には版画家の棟方志功や美術家の奈良美智、ウルトラマンシリーズのヒーローや怪獣などのデザインで知られる成田 亨など、郷土作家のアート作品が展示されている


(上)奈良美智による巨大なオブジェ「あおもり犬」は「青森県立美術館」のシンボルともいうべき作品で知る人も多いだろう。高さはおよそ8.5m
(左) 施設内に設置された「Café4匹の猫」では、青森の特産を使ったメニューを味わえる。「青森産リンゴとクリームチーズのタルト」は人気の一品