
山形
たわら寿司
「太平洋と日本海の
いいとこ取り厳選素材をいただく」
夕暮れ時のJR山形駅近く。
『たわら寿司』の暖簾(のれん)をくぐると、店主がちょうど開店直前で慌ただしく準備をしていた。
「少しお待ちいただけますか」と言われ、カウンターに陣取りネタケースの中が整えられていく様子をビール片手に眺めて過ごす。すしの定番マグロが上ものの輝きを放っている。脇を固めるのは大きなタコやエビ。鎧を脱いだホタテやシャコの姿も。
ネタ図鑑を見ているようで楽しい。
つまみで出てきたのは旬のサンマ刺し身。まだ出ばなの時期で、旬はこれからなのだそうだがこれが旨い。
続いて出てくるエビもイカも全ていい。
そしてにぎりはというと、小ぶりのシャリにまとわりつくようなネタの絡みが絶妙。職人の技が光る。豊富にそろうネタについて尋ねてみると、お客さまにネタのバリエーションを楽しんでもらうために、太平洋側の仙台と日本海側の山形と両方の市場から厳選して仕入れているのだそうだ。
うーん、なんて贅沢。


山形
たわら寿司
- 住 所
- 山形県山形市香澄町1-15-30
- TEL
- 023-642-0749
- 営業時間
- 18:00~翌2:00
- 定休日
- 日曜、祝日
※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.12号(2014年10月発行)掲載時のものです。