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札幌

成吉思汗だるま本店

「煙が目に沁みる。なんて、
言っていられない!」

札幌アーケード街の『狸小路市場』内にある『めんめ』で見た光景も忘れられない。予約なしではなかなか入れないこの店は、17時のオープンと同時にカウンター席は満席になった。客たちは、ざるに盛られたメンメ(キンキ)やホッケ、シシャモ、ホタテ、アスパラ、シイタケなどの山海の幸をカウンターに身を乗り出しながら選んで、目の前の炭火で焼き上げてもらっている。

客が増えるごとにてんこ盛りの素材の中から、ひとつ、二つと炭火の上へ。ふつふつと沸き立つ脂を滴らせながら焼き上がるや否や、メンメもホッケも目の前を右から左へと通り過ぎていく。素通りされるその辛さ。「私もそれ焼いて!」とつい同じものを注文し、ほくそ笑みながら酒をごくり。欲張りな呑兵衛たちが競い合い、平らげる。品切れになるのも無理はないか。

【TOP画像】カウンターには備え付けの七輪。席に着くとタマネギが乗った鍋がセットされ、120gのマトンを各自のペースで焼いて食す。1人前735円という安さも魅力。
次の客が待っているので長居は無粋。食べ終わったらさっとお勘定、が“だるま”流だ。
マトンとは大人の羊のこと。ラム=幼い羊と比べて旨味が熟成され、癖がないという。最後に残ったたれは、お茶を注げば滋味豊かなスープに変身。
冬場に味わいたいのが、『焼き燗』315円。『ハト燗』と呼ばれる独特の形をした器を直に七輪につけて温める。

札幌

成吉思汗だるま本店

住 所
北海道札幌市中央区南五条西4クリスタルビル1F
TEL
011-552-6013
営業時間
17:00~翌3:00(金・土曜は~翌5:00、日曜は~翌1:00)
定休日
年末年始のみ

※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.8号(2012年10月発行)掲載時のものです。