
松本
仙洛
「奥山のおもてなし
旬菜爛漫 とうじ蕎麦」
艶々に光る蕎麦が、どぼん! と飛び込むのは、鶏肉や山菜、根菜がたっぷりと煮込まれた熱々の鍋の中。これぞ、蕎麦を“投じて”食べる『とうじそば』。かけ蕎麦とは違ったコシある麺の味わいを楽しめる。家族で切り盛りする『仙洛』のとうじ蕎麦は、毎日手打ちする芳しい蕎麦と、山に入って採ってきたキノコがどっさり。秋にはなんと、マツタケもお目見えし、採れたままの山の幸を、惜しげもなく味わわせてくれる心意気がうれしい。
「なーんもないけど、お蕎麦はどんどん食べて」。映画「あゝ野麦峠」の舞台、米の採れなかった山深い奈川地区で、客人をもてなすための料理だったのだと微笑むじいさま。この笑顔も相まってか、今では何にもないことの贅沢を知る人々の隠れ家となっている。


松本
仙洛
- 住 所
- 長野県松本市奈川1044-124
- TEL
- 0263-79-2277
- 営業時間
- 11:00~ ※要問い合わせ
- 定休日
- 不定
※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.6号(2011年10月発行)掲載時のものです。