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松本

蕎麦倶楽部 佐々木

「蕎麦処・信州にあって
酒肴も豊富な異色の店」

「いらっしゃい」。威勢がいい、と言うより、張りのある優美な声。真空管アンプが奏でるジャズやクラシックが流れる中、松本市民オペラの団長も務めるというオーナーが迎えてくれた。

早速頼んだ蕎麦は、県内3地区の契約農家から取り寄せる100%長野産。まずは岩塩で食べるのがこの店の流儀だ。つなぎはほとんど使わないが粘りがあって、高原の朝露の恩恵が生み出すほのかな甘さが広がる。

舌に絡み付くような赤身の馬刺しをはじめ、酒と一品料理も豊富で、コース料理(要予約)を楽しむ地元の常連客も少なくないという。「蕎麦屋はもともと酒を出す店ですから、これが元来のスタイルなんだと思います」と、オーナーは笑った。味の多重奏は、上質なBGMさながら。一見の“聴衆”が迷わず喝采を送ったのは言うまでもない。

【TOP画像】古い土蔵の1階部分を改装した店内は、どっしりしたカウンターと、テーブル席が用意されている。いわゆる蕎麦屋、らしからぬカジュアルなイメージもあって、女性客の利用も少なくない。
『もりそば』は1枚1,000円。県内産の原種の蕎麦を石臼で挽く。熟成させるため、秋の新蕎麦が食べごろを迎えるのは2~3月頃に。
『馬刺』1,000円のほか、『あげそばサラダ』600円など、酒のアテになる一品料理も多数。
地酒は県内の銘柄が常時20種類、その他6種類。地元の陶芸家の酒器でいただける。他に焼酎やワイン、ウイスキー等もそろい、蕎麦だけでなく「呑むこと」を楽しめる店だ。

松本

蕎麦倶楽部 佐々木

住 所
長野県松本市大手4-8-3
TEL
0263-88-3388
営業時間
11:30~14:00、18:00~21:00
定休日
月曜、日曜夜(月曜が祝日の場合は火曜)

※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.8号(2012年10月発行)掲載時のものです。