English
知覧武家屋敷庭園【鹿児島県・南九州市】
砦として築かれた“薩摩の小京都” 精美な町並みを武士たちが通り過ぎる
知覧武家屋敷庭園【鹿児島県・南九州市】

 薩摩藩は他の藩に比べて、武士の割合が高かったという。それは武士を藩内に分散させ、軍事拠点を築いたからだそうです。“薩摩の小京都”と称されてきた知覧もその一つ。当時の武家屋敷が並ぶ静かな小路には、いざというときの備えを垣間見ることができます。風情をかもしだす生垣と古い石垣は防壁の機能を兼ね、曲がりくねる道は敵の視野を遮るためのもの。道幅も攻め入るには狭く、“外城”として殿様の“内城”を守るために築かれたのでした。
 母ヶ岳を借景とする七つの庭園をめぐりながら、薩摩隼人の武と美が織り成す藩政時代の暮らしへとタイムスリップ。街道はまさに「質実剛健」。装飾を潔いほどそぎ落とした精美な町並みを武士が行き交う姿が見えるようです。

庭
道

「日本の道100選」「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれ、希少となった藩政時代の武家の暮らしを今に伝えている

庭
二ツ家

(上) 京都の庭師が造園したとも伝えられている庭には、それぞれに意匠が光る。母ヶ岳を望む枯山水と築山泉水。七つの庭園は、見事で甲乙付けがたい

(左) 母屋(おもて)と台所(なかえ)の2棟が連なって建てられた「二ツ家(ふたつや)民家」は、知覧独特の建築様式。武家屋敷群の一角に移築されている

ページトップへ戻る

空席照会/ご予約

出発地
到着地
往路出発日
復路出発日
搭乗人数
大人 小児 幼児

おすすめ観光施設

就航地の極旅情報

美味礼讃の食めぐり

悠湯自滴のよしな宿

旬旅爛漫の選りどころ

FDAで行く極旅ルート