「純系×純系の贅沢
名古屋コーチンの
旨さが分かる
食通たれ！」

仕事帰りに、ちょいと一杯呑みながら熱々の焼き鳥を頬張る至福。酒との相性は抜群だし、財布にも優しい。ニワトリ様々である。

この串のバリエーションはどうだ。同じ鶏肉とはいえ、胸肉を大葉やネギが引き立て、もも肉はどこまでもジューシーで旨味がほとばしる。さらに、手羽先は、焼いても揚げても、煮込んでも旨いときたもんだ。

国産地鶏が氾濫する中で“名古屋コーチン”は孤高を貫く。日本の在来種の血統が50％以上入っていれば“地鶏”を名乗る中で、名古屋コーチンは100％純血である。まさに“地鶏の王様”と言えるだろう。

そんな“純系名古屋コーチン”を味わうなら、鶏肉専門業者の直営店に限る。朝挽きの鶏刺しならではの歯応えや、ガッツリとかぶり付くもも肉の一枚焼きから滴り落ちるブロイラーにはない脂の旨味……この違い、あまりに歴然！

プロが感謝と愛で育て上げた本気の名古屋コーチンを食す。

“鶏バカ”を自称する熱い専門業者直営だけあって、感謝の念とともに丁寧に下ごしらえした素材力で勝負。おすすめは、『コーチンお造り』だ。ほんのりと甘い地鶏ならではの旨味は、直営店の朝挽きならではのもの。何度も炙るように返しながら備長炭で焼き上げる『コーチンもも一枚焼き』は、カリッとした皮目と、脂がにじみ出るほどジューシーな肉質を堪能できる。