


たった数軒のお茶農家と茶畑しかない静かな集落・大間。辺り一面は緑!緑!!緑!!!そんな緑の中、毎月第1・3日曜になると立てられるのぼりは、「お茶カフェ開いてますよ」のしるし。「こんにちは~」と縁側に腰掛けると、次から次にお茶請けとは呼べない“お食事”が出てきます。もちろんお茶は飛び切りおいしいし、正真正銘の手作りのおもてなしがグッと心に染みました。茶畑に吹く爽やかな風を感じながら、初めて訪れたのに久しぶりに帰ってきた実家のようにリラックス。おばぁちゃんとの話も弾んで、気が付くと3時間も経っていた!という不思議な空間です。帰るときは「いってきます」の気分になっていました。


漬物やおやき、煮しめ、野菜の天ぷら、トウモロコシ、シイタケご飯のおにぎり…と手作りの家庭料理がこんなに出てきて300円。丁寧に注がれたお茶の甘味から、優しいおもてなしの心が伝わってくる


(上) 静岡市街の喧騒から離れた、緑豊かですてきなところ。そんな大間に住む人々が明るく、楽しく暮らすために始まったのが「お茶カフェ」だ
(左) 「お茶カフェ」は歩いていける範囲で点在しているので、のぼりと案内板を目印に進もう