


あっちからもこっちからも流れてくる流れ星に感動しながら、真夜中に目指す富士山頂。遠くから眺めるととてもきれいな富士山は、実際に登ってみるとゴツゴツとした山肌で、少し歩いただけでも息が上がってしまいます。なんとか日の出前にゴールしたものの、ひと息つく間もなく、急げ!急げ!とベストポジション探し。だいだい色が濃くなっていくご来光を浴びながら静かに目を閉じて、こっそり願い事。ゆっくりゆっくり移ろう空は、気が付くと群青から真っ青な快晴に変わっていました。何にも考えない一瞬の“無の時間”。その瞬間、体と心はリセットされて、体は疲れているはずなのにハツラツとした気分。一年の垢を落としてリフレッシュするために「今年も登りたい」、そう思うのです。



(上) 苦しい道のりの中、何よりも励みになるのはすれ違う人々と交わす「こんにちは」。富士山では、「こんにちは」が世界共通語になっている
(左) ご来光に感動した後は「お鉢巡り」へGO!富士山の火口付近をグルッと回っていると、頂上にいることを実感。その途中で「影富士」を発見してテンションは最高潮!

雨具やライトなどは、レンタルを利用すれば自分で準備するものが少なく、しかもリーズナブルで楽チン。初心者ならガイドさんをお願いすると安心だ。富士山の見どころや「鈴石」のような富士山の不思議も教えてくれる