


富士山静岡空港から車で約10分、広大な「牧之原大茶園」に“お茶のテーマパーク”「お茶の郷」があります。博物館では日本茶と暮らしの深い結び付きや製茶技術の発展など歴史文化を伝える展示のほか、世界30カ国90種類のさまざまなお茶を展示したウエルカムティーコーナーがあり、実際にお茶に触れ親しむひとときを過ごすことができます。
また、雅な日本庭園と茶室「縱目楼」は、千利休や古田織部の流れを汲む大名茶人・小堀遠州公による庭園と建造物を復元。「鎖の間」でお抹茶とお菓子をいただき、古の風情を体感するのも楽しみの一つです。富士山を望むサンテラスが魅力のレストランには、静岡茶を使った茶そばのメニューが多彩にそろい、心身ともに大満足。


八十八夜が近付くとお茶摘み体験を楽しむことができる。体験時間は約30分。開催時期等は要問い合わせ。高校生以上1人700円、小・中学生1人600円、幼児無料


(上)江戸時代から静岡茶は主要な貿易の品目の一つだった。明治時代に海外に向けて作られた輸出茶のラベル「蘭字」などの貴重な資料を見ることができる
(左) 抹茶とお菓子を手に一服いただこう。入場料500円(抹茶・お菓子付き)。茶室に設えられた書院と数寄屋、「鎖の間」は、遠州公の茶の湯の世界を偲ばせる