


ここに足を踏み入れると、「ル~ル~ルルルルル~ル♪」と頭の中で勝手にBGMが流れ始めます。五郎さんや純に蛍、和夫さんもひょっこり出てきそうな世界です。
20年という「北の国から」の歴史を刻んだ富良野。保存されている建物には登場人物の匂いが染みつき、そこに立っているだけで純が旅立つ場面、蛍が涙を流す場面と一つひとつの情景が鮮明によみがえってきます。3人が力を合わせて建てた丸太小屋や「黒板五郎の家」の石積みを見ていると、まるで自分もドラマの一員かのような感覚になって、口下手だった五郎さんの気持ちがなんとなく分かる気がしました。そんな不思議な気持ちを胸に、また何度でもドラマを見返してしまうのです。



(上) ドラマの中で五郎と純、蛍の3人が力を合わせて建てた丸太小屋。ドラマの中では消失しましたが、この「麓郷の森」に移設されている
(左) 「黒板五郎の石の家」の特徴は何といっても、赤い屋根とこの風車。周辺には「拾って来た家」や「純と結の家」もあり

「麓郷の森」近くの「黒板五郎の石の家」は、富良野の畑から大量に出土する石を使ってできた、ドラマの中で5番目に登場する家