


“札幌市民の台所”といえば「札幌市中央卸売 札幌場外市場」。約71店舗の海鮮問屋が所狭しと連なる通りを歩けば、威勢のいい声とカニの焼けるいい匂いに誘われて、ふらりふらりと物見遊山。「はい、焼きたてよっ」というお兄さんの声に振り向けば、いつの間にか熱々のカニ足を手に試食タイム。ぷりっぷりで肉厚なカニを口一杯に頬張ると、もう買うっきゃない!タラバガニ、毛ガニ、ウニなどの魚介類だけでなく、ジャガイモ、メロンなどの農産物も北海道ならではの味わい。ホクホク、甘いジャガイモなんて、焼くだけでごちそうです。市場直送の海鮮丼や寿司もネタの大きいこと!てんこ盛りの魚介類を前に道産子の気前良さに感服しつつ、ペロリたいらげておりました。口福!


ウニ、イクラ、イカ、エビなど、これでもかと盛り合わせた海鮮丼は市場の名物。温かいみそ汁といただけば、旅の疲れも吹き飛んでしまう


(上) 通りには、鮮魚、野菜、干物など、北海道産の食材がそろっている。寒い季節には店頭のストーブで焼いたカニを試食できるのがお楽しみ
(左) 生けすを備えた店がほとんどで、多彩な食材を生きたまま買うことができるのは市場ならではのぜいたく。もちろん宅配便でお土産にもできる