


高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を称えて造られた植物園。博士ゆかりの野生植物など約3,000種類が広大な園内を彩ります。四季折々に、自生する山野草のほか、珍しい植物も楽しめます。併設された「牧野富太郎記念館」は、自然と人間の共生をテーマに土佐の伝統と近代技術を用いたスタイリッシュな空間。博士の研究の日々を偲ばせる植物図や直筆の原稿などを展示した展示館では、植物に魅せられた研究者の思いに触れることができます。
園内の植物を解説員がガイドする「ふれあい植物観察会」(申し込み不要・無料)や、植物の夜の生態を観察する「夜の植物園」(夏季開催・要問合せ)などのフィールドワークを体験しよう。


博士が植物図にも描いた「ユキモチソウ」。このほか、博士ゆかりの植物を見ることができる庭もある。ユキモチソウの植物図をあしらったオリジナルグッズもあり


(上) 常設展示に展示されている博士直筆の植物図は、息を飲むほど美しい細密画。また、模型や体験型ゲームもあり、植物についてわかりやすく学ぶことができる
(左) 「緑の宝石箱」という愛称を持つ温室の中は、熱帯地域のトロピカルな植物を数多く見ることができる