ランチには少し早いけど、朝早い出発でおなかも空いてきたころ。
せっかくだから港の近くで、静岡ならではの海の幸をいただき！
仲卸業者の店が並ぶ「河岸の市」は、清水港隣接の魚市場の中にあって、
市場だからこそ食べられる新鮮なネタが豊富。
だから「安くて旨い」が当たり前！
水揚げ量日本一のマグロも、シラスも、桜エビも、
どの店で食べてもハズレなしです。
欲張りさんたちには、魚介山盛りの海鮮丼をお薦め！

清水港から海岸沿いを走ると、
右手に見えてくる小高い山は「久能山」。
上り口に車を停めて、ここからはお散歩タイムです。
鎮守の森に包まれた石段を上ると「久能山東照宮」の博物館、
その先に徳川家康が祀られる「久能山東照宮」が鎮座しています。
1,159段の石段はちょっと大変だけど、家康公のパワーをもらって頂上制覇。
二人手をつないでゆっくり上り、時々振り返ってみれば、
間近に広がる太平洋の海原は絶景！

歩いて登るのはつらい・・・という人は、
日本平から久能山までのロープウェイを利用すれば、
5分で楽々到着です。
徳川家康を祀った「久能山東照宮」は、国宝の指定を受けたばかり。
豪華に彩られた国宝は圧巻です。

西伊豆といえば、夕日が美しいことで有名。
絶景の岬はいくつもあれど、
このコースで一押しなのは、
土肥港から約15分の「恋人岬」です。
3回鳴らすと恋が実るという「ラブコールベル」に
「恋人宣言証明書」、「恋人式」、花のサプライズプレゼント・・・
カップル向けのサービスが盛りだくさん！
ここを訪れた数多くのカップルがゴールインしているという、
まさに“幸せのパワースポット”なのです。
最高の夕日が見れるこの時間、
ムードたっぷりの恋人岬が二人の愛を深めてくれるはず！

少し遅いチェックインだけど、
翌朝の早起きのために、沼津まで移動しておくのがベスト。
宿泊は、沼津港で水揚げされた新鮮な魚介が自慢の、
「KKR沼津はまゆう」がおすすめです。
リーズナブルだけど料理はおいしく、設備・立地が整っている公共の宿です。

日が昇り始めるとともに、
グラデーションに染まった朝焼けの風景が、青白く変化していきます。
空はゆっくりと明るさを増していき、
浮かび上がるのは後光が差したような富士山のシルエット。
頂上から光の矢が現れるその瞬間を、思わず息を飲んで見守ります。

朝日なんてどこで見ても同じ、と思っていたら大間違い。
「ダイヤモンド富士」は、目の前で刻々と変化していく大きな芸術作品なんです。
この美しさを神々しいと感じてしまうのは、
“神の山”の力なのでしょうか。
正面から見える場所は、毎年大勢のカメラマンでにぎわうので、
二人で静かに見たいなら、ちょっとだけ離れた湖畔に車を停めましょう。
そして「ダイヤモンド」にかけて指輪をプレゼント・・・なんて、
女の子は思い出に残るプロポーズをされてみたいものです。

富士山の新五合目は、自家用車で行ける日本最高標高地点。
間近で富士山を見てみると、
実は火山岩でゴツゴツした、荒々しい山だということが分かります。
夏でも肌寒いので、防寒はしっかりと！（11月下旬から翌年4月下旬まで2合目から先は冬期閉鎖）