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松本からはじめる ひょいと信州たび歩き 北アルプスと田園の美しい風景を歩く

美しい村をお散歩松本

「北アルプスと田園の美しい風景を歩く」

“日本で最も美しい村”に選ばれた池田町。特に北アルプスの山々と田園風景を一望できる‘あづみ野池田クラフトパーク’からの景色は見逃せません。最近、ここを起点としたウオーキングが人気急上昇中と教えて下さったのは、池田町観光協会の堀内さんです。 毎年5月下旬には、長野県トップで選ばれた‘美しい日本の歩きたくなるみち500選’の認定コースを歩く‘北アルプス展望ウオーク’が開催されているそうです。

さっそく堀内さんの案内で、噂のウオーキングコースを歩いてみることにします。堀内さん、よろしくお願いします!

北アルプスを一望! 「あづみ野池田クラフトパーク」

安曇野には北アルプスを一望できるビュースポットがたくさんありますが、中でも標高634mの場所にあるこの‘あづみ野池田クラフトパーク’からの眺めは最高だと思います。

634mと言えば今話題の東京スカイツリーと同じ高さ。スカイツリーの先端と同じ高さから見る北アルプスの風景は、ホント、素晴らしい!

では、道標に沿って出発しましょう。

公園内では皆さん景色を眺めながら思い思いの時間を過ごしていらっしゃいますね。

ここは自家用車でも来られますし、町営バスも通っているので、公共交通機関を使ってご旅行されている観光客の方も多くお越しいただいています。

“北アルプス展望のみち”と記された道標が目印です。この道を歩いて行きます。

さっきより少しだけ田園が近くなったこの景色もまた、いいですね。

身代り地蔵様がいらっしゃるので、ちょっと寄り道して手を合わせて行きましょう。このお地蔵様には、武田の兵士から斬られそうになった僧侶の身代わりとなって守ってくれたという伝説があるんですよ。

身代り地蔵様から少し進むと急に道が狭くなって車1台が通れるかどうかの森の小道へと分け入りますから、道を間違えたと思われるかもしれませんが、ご心配なく。この道で正解です。道の入口に、“わきざか”と書かれた小さな黄色い看板が立っています。その“わきざか”さんを目指して歩きましょう。

あづみ野池田クラフトパーク

電話番号:0261-62-6065
住所:長野県北安曇郡池田町会染7770
http://www.ikedamachi.net/0000000317.html

それにしても静かですね。鳥のさえずりが心地いいです。ところで、“わきざか”さんって何ですか?

森の中のギャラリー「わきざか」

ほら、先程と同じ看板が見えてきましたよ。

ここは、グリーンのゲートの奥に、手入れの行きとどいた庭。どことなくファンタジックな佇まいですね。ワクワクします。

山の斜面に迫り出すように建っていますから、店の大きな窓から見えるのは、大自然そのもの。いいでしょう?

ここのオーナーは名古屋から移住して来られたご夫妻なんです。店内では輸入食器や生地、バッグやアクセサリーなども展示販売されています。食器はオーナーの家族が海外で直接買い付けてきた、日本ではなかなか手に入りにくいものばかりです。掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。

ギャラリー わきざか

電話番号:0261-62-0023
住所:長野県北安曇郡池田町会染7969-53
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
http://plaza.harmonix.ne.jp/~wakizaka/

ギャラリー・喫茶‘わきざか’を出発してさらに進んでいくと、お次に見えてくるのは‘小丸窯’。「いらっしゃい、よく来てくださいましたね」と出迎えてくださったのは、陶芸作家の太田孝介さんです。

太田さんの作品は、釉薬を使わずに焼く‘焼締め’と呼ばれるもの。庭に咲く野花が似合う、素朴な風合いが特徴です。 もともと料理人だった太田さんは、料理を盛り付ける器へのこだわりが高じて陶芸の道へ転身されたのだとか。近くで‘アツムイ窯’を営む森岡光男さんの元で窯炊きを学んだ後、独立されてご自分の窯を構えたそうです。

薪割も大切な仕事。作品は太田さんご自身が築いた穴窯で焼かれます。窯炊きには一週間ほどかかるとのことですが、その間、火を絶やさぬよう薪をくべる作業が続くそうです。

皿の上に貝殻を乗せて柄を描いたり、窯の中で炎が走るルートを計算して模様を熨せたり。独特の風合いを醸し出す作品は、窯の上に建てられた‘ギャラリー坊来風’に並びます。

小丸窯

電話番号:0261-62-6604
住所:長野県北安曇郡池田町会染7335

さらに歩くか、車で行くか?

‘あづみ野池田クラフトパーク’から小丸窯まで約1.2km。もっと歩いてみたい人は、さらに足を伸ばしてみましょう。おいしいそば屋や太田さんの師匠筋にあたる窯元がありますから。 レンタカー利用の方は無理をせずに、潔く車で移動することをおすすめします。

野趣あふれる天ぷら「手打そば かたせ」

せっかくの信州。まだそばを食べてない人は、この店で。小丸窯から1.5km、歩いて約20分のところにある‘手打そば かたせ’です。 ここは、‘信州そば切りの店’の認定店。家族3人で切り盛りする温かいおそば屋さんです。

初めての方は迷わず‘つばくろせいろ’を頼みましょう。店主自ら摘んできた山菜や季節の花をカラリと揚げた天ぷらと、そばチップ、小鉢、デザート付きの満足セット。

ふむふむ、そば粉は上高地隣の標高1000mのところで生産された奈川の粉とのこと。期待が高まります。

しばし手作りの漬物をつまみながら支度を待ちます。

囲炉裏で焼いた岩魚もおすすめです。美味しそう!

出てきました、これが‘つばくろせいろ’です。 店主おすすめの食べ方を試してみましょう。 まずは、何も付けずにそのままで、そばの香りと甘みを楽しみます。 続いて、塩を振りかけ、そばの香りや甘みを引き立てて。 その次は、つゆに付けて。 最後は、つゆに薬味を入れて。 4段階に分けてそばの繊細な香りを堪能します。 いや〜、素直に、旨い! 楽しい!

野趣あふれる季節の天ぷらは、藤やアジサイ、コスモス、椿などの季節の花をメインに、山菜、野菜、エビの盛り合わせです。 この日は、山菜の王様・コシアブラや、藤の花、桑の葉っぱ、タラの芽、コゴミ、ナス、カボチャという組み合わせでした。 こちらはシンプルに塩でいただきます。 う~ん、口の中に大自然が広がる!

ポリポリと香ばしいそばチップ。 ふきの小鉢。

ほうれん草のおひたし。 ‘そば湯かんてん’のきな粉かけデザート。 〆にそば湯をすすれば、もう大満足。

ごちそうさまでした。

手打そば かたせ

電話番号:0261-62-5505
住所:長野県北安曇郡池田町会染3439
営業時間:11:00~14:00
定休日:火曜日、第3水曜日

しっくりと手に馴染む器「アツムイ窯」

続いては‘手打そば かたせ’から1.3km、歩いて約15分の距離にある‘アツムイ窯’を目指します。 看板を道標に、窯に到着です。

ここは、先ほど御邪魔した小丸窯の太田さんの師匠、森岡光男さんと息子・宗彦さんの窯です。 新潟県の糸魚川から移築した築230年の古民家がギャラリーになっています。 ギャラリーの隣には窯、そして工房があります。

「うちはすべてオープンです。どうぞご覧になってください」と、光男さん。 窯の中は意外と広くて、階段状になっています。

ギャラリーにおじゃますると、チャキチャキの奥様と、おっとりとした息子の宗彦さんが、温かく迎えてくださいました。

光男さん作の湯のみ。 持ち上げて驚くのは、その軽さです。

上品なフォルムに素朴な風合い。雄大な北アルプスの自然がそのまま形になったような作品です。 手に取ると、どれもしっくりと手に馴染みます。 いろいろ吟味して、小ぶりの急須を購入しました。

素敵なお土産とも出会えたことですし、さぁ、そろそろ戻りましょうか。 帰りに‘わきざか’さんでもう一度コーヒーブレイクというのも悪くありません。

アツムイ窯

電話番号:0261-62-6757
住所:長野県北安曇郡池田町会染3050-1
http://www.ikeda-kanko.jp/zyuuyuushi/kama_athumui.html


池田町観光協会

電話番号:0120-62-9197
住所:長野県北安曇郡池田町池田4169-3
http://www.ikeda-kanko.jp/

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