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松本からはじめる ひょいと信州たび歩き この風景を見るだけで行く価値あり

大王わさび農場へ松本

「この風景を見るだけで行く価値あり」

松本市街から国道19号を車で走ること約30分。 安曇野に到着しました。 このエリアは、NHK朝の連続ドラマ小説‘おひさま’の舞台にもなったところ。 初めて見る景色なのに、思わずホッとするのはなぜでしょう。不思議です。 そしてふと仰ぎ見れば、安曇平の先には北アルプスの常念山脈が……。
ほんと、どこを切り取っても絵になりますねぇ。

村のいたる所に小さな守り神“道祖神”がひっそりと佇んでます。 ここ安曇野では、レンタサイクルを借りて楽しむ“道祖神めぐり”も人気なのですが、今回は、日本一のわさび産地としても知られる安曇野ならでは、国内最大級のわさび田‘大王わさび農場’を訪ねてみます。

名水百選に選ばれている“安曇野わさび田湧水群”。 山に染み込んだ北アルプスの雪解け水が湧き出て、 安曇平のいたるところを流れています。 中でも、大王わさび農場前を流れる蓼川は一見の価値あり。 透明度が凄い!

さて、お目当ての大王わさび農場の中へ。 ここは、入場無料なのがうれしいですね。 入ってすぐ現れるのは、大きな大きなわさび田。 夏の強い日差しからわさびを守るために、 黒いネットがかけられています。 このネットは、毎年5月から10月までかけられているそう。

ひょいと土手を下りて、黒いネットの下をのぞいてみると、 小石を敷きつめ丁寧に手入れされたわさび田に行儀よく並ぶわさびたち。 そして間を流れる水の美しいこと。わさびは水が命と言いますものね。 冷たい~!

さぞかし美味しい、いや、辛いわさびが育っているのでしょう。 見るからに美味しそうです。

“マル堀り”わさびの加工場に潜入

わさび農場内の加工場では、朝収穫したわさびの加工作業が行われていました。午前中はこの作業を見学することができるとのことなのでちょっと覗いてみましょう。

丁寧な手作業なんですね。まさに熟練の技。

大きさ別に分別して葉をカットしたら、最後の工程へ。

茎をカットして、ひげ根もカット。 ようやく見慣れたわさびの姿になりました。

訊けば大正時代、もともと湿地地帯だったところを農閑期の農民たちがこつこつとわさび田に転換していったのだとか。この広大で美しいわさび田には、きっと膨大な手間と時間と愛情が注がれているのでしょうね。

涼を呼ぶわさびグルメ

大王わさび農場には、そば処やレストラン、茶屋、テイクアウトコーナーなどもあって、わさび田を眺めながらバラエティ豊かなわさびグルメを楽しむことができます。本わさびの爽やかでスッキリとした味わいは、これからの暑い夏にはピッタリ。 というわけで、手軽に食べられるわさびB級グルメをご紹介しましょう。

不思議とさっぱり“本わさびソフトクリーム”

採れたての本わさびを練り込んだ爽やかな緑色をしたソフトクリーム。 買ったら向かいにある本わさび売り場へ急げ! おろしたてのわさびをトッピングしてもらいましょう。 さらにさっぱりとした味わいに変化するから不思議です。 というわけで、手軽に食べられるわさびB級グルメをご紹介しましょう。

辛味がスッキリ爽やか“わさびジュース”

メロンベースのジュースに、本わさびとわさびの葉っぱを刻んで凍らせたキューブがプカリ。罰ゲームのようなお味かと思いきや、なんのなんの。ショウガに似た、ピリリとしたほのかな辛味がこれまた意外な美味しさです。

レタスじゃないよ、わさびの葉だよ“わさびコロッケバーガー”

わさびの茎を混ぜ込んだコロッケは、揚げたてサクサク。 それをパンに挟んだわさびコロッケバーガーは、小腹が空いたときに是非。具の野菜は、なんとわさびの葉。 ピリっとしたなんとも大人っぽい味で旨い!

帰ってからのお楽しみを仕込みましょう

わさび産地の名物といえば、わさび漬け。 大王わさび農場では、そのわさび漬けを自分で作れるんです。 3日で食べごろになるそうなので、家に帰ってからのお楽しみとしてちょうどいいですね。一度に2箱分のわさび漬けができますから、ひとつは自分用、もうひとつはお土産にどうぞ。

全工程約20分で完成

道具も材料もすべて準備されています。 材料を刻んで酒かすに混ぜて包むだけ。 3日後にはおいしいわさび漬けが出来上がります。 簡単ですからぜひトライしてみてください。

まずは、材料を刻みます。 わさびの根は千切りに。茎は小口切りにして分けておきます。

千切りにした根に軽く塩を振ってなじませたら……
キッチンペーパーを被せて、麺棒で叩いて繊維質を崩します。こうすることで辛味が増すのだそう。
続いて、酒かすの入ったボウルの中に刻んだわさびを入れ、

ゴムベラで、よ~く練ります。
練り上げたら、ボウルの中で2等分して、2枚のフィルムの上にポテン、ポテンと落とします。
フィルムを三角に折り、空気を抜いたら、端をたたんで

四角い形を作り、箱の中へ。

箱に作った日を記しましょう。 賞味期限は、2週間。 1箱65g、食べきりサイズわさび漬けの完成です! 体験料含めて2箱分で1,000円と、お手頃なのも嬉しいです。

同じものを買って帰りたい人はこちら、同じ手作りのわさび漬けは580円也。

わさびな土産を物色

売店には、わさびを使った商品がたくさん並んでいます。 ここでしか手に入らないものも多いので、じっくりと見て回って、珍しいお土産を見つけましょう。

お酒も、お菓子も、ドレッシングも 目眩くわさびづくし!

売店にはわさび漬けの試食コーナーも。いろいろなわさび漬けを食べ比べて選べます。

他にもわさびグルメが盛りだくさん。‘わさびワイン’って、どんなお味なのでしょう?

でも、このコーナーではなぜかわさびではなく、酒かすを使ったフィナンシェが人気だそう(笑)。

大王わさび農場

電話番号:0263-82-2118 [年中無休]
住所:長野県安曇野市穂高1692
営業時間:9:00~17:20(16:30)営業時間は季節により変わります
https://www.daiowasabi.co.jp/

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