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ひょいと岩手 冬を楽しむ、味わう旅 スノーアクティビティと、盛岡レトロさんぽ

Day 2岩手

スノーアクティビティと、盛岡レトロさんぽ

岩手の冬を満喫する旅の2日目。スノーシュー(西洋かんじき)で雪山を散策するツアーに参加したあと、岩手県の県庁所在地・盛岡へ。近年まで銀行だった赤レンガの建物や、宮沢賢治ゆかりの喫茶店など歴史あるスポットを訪ねます。

参加するのは「ガイドと行く前森山頂『霧氷』ツアー」。ホテル安比グランド1階にある「イーハトーヴォ安比高原自然学校」にて、前日の17時までに申し込みを受け付けています。ツアー代金は、スノーシューとスノーブーツのレンタル込み。ウェアもない…という人は、スキー場でレンタル可能です。3年をめどに新しいものに入れ替えているので、トレンドをおさえたレンタルアイテムが揃う安比高原。手ぶらで行っても、おしゃれにスノーアクティビティを楽しめますよ。

まずはゴンドラに乗って、一気に前森山の山頂へ。昨日の夜、雪上車で登り星空を眺めた場所と同じところに向かっています。「今日はまた違った景色を見ることができますね」とワクワク。

ゴンドラを降りたら、さらに遊歩道を登り、標高1305mの前森山頂上に到着。晴れていたら、展望デッキから360度の大パノラマを望むことができるそうですが、残念ながら雪で見えず……。ガイドさんのレクチャーを受けながら、スノーシューを装着します。

ガイドさんに導かれ、山頂の森の中を散策。まだ誰の足跡もついていない、パウダースノーの上を歩きます。雪が積もったモミの木がクリスマスツリーみたい。童話の世界に迷い込んだような気分に。

よーく見ると、雪の上のあちらこちらに、ウサギやイタチの足跡が点々と。ガイドさん「あそこにウサギがいるよ」。彦坂さん「え!どこどこ?」

パウダースノーの雪原でジャンプ! 「雪がやわらかくて気持ちいい。ゲレンデでスキーやスノボをするのとは、また違った楽しさがありますね」と、笑顔を見せる彦坂さん。わざと転んだり、仰向けに寝転がったり。時間を忘れて、ふかふかの雪と戯れます。

1泊2日の旅もそろそろ終盤。白銀の安比高原を後にして、県庁所在地・盛岡にやってきました。まずは、街のランドマークにもなっている「岩手銀行赤レンガ館」へ。盛岡銀行(当時)の本庁舎として、明治44年(1911)につくられたこの建物、東京駅を手がけた辰野・葛西建築設計事務所が設計したものだそう。確かに、少し雰囲気が似ているかも。

「外観も趣がありますが、内部も重厚感があって素晴らしいですね。映画やドラマのセットみたい」。国の重要文化財にも指定されているこの建物、実は、2012年まで「岩手銀行中の橋支店」として使われていました。最近まで現役だったことに驚く彦坂さん。「素敵な銀行だったんだろうなあ」と、思いを馳せます。

2階には、応接室や重役室・会議室を当時のままに復原した「盛岡銀行ゾーン+バーチャルシアター(有料)」が。解体時に発見された資料や、銀行として活躍していた当時の資料も展示していて、この建物の歴史について学ぶことができます。

現在は一般公開されているほか、コンサートホールやイベントギャラリーとしても使われるそう。

次に伺ったのは、民芸品を扱う「光原社」の中庭にある「可否館(こーひーかん)」。1972年開業のレトロな喫茶店です。

店内はこじんまりとしていて、10人入ればいっぱいになるぐらい。開業からほとんど変わっていないという設えは、どれも手入れが行き届いていて、凛とした気品を感じさせます。静かな空間に響く、振り子時計のカチカチという音も心地よく、ポットに手を添えていねいにコーヒーを淹れる姿は、どこか神聖な儀式のよう。

メニューもほぼ開業当時のまま。オリジナルブレンドのコーヒーや、カフェオレ、ミルクティーといった飲み物のほか、名物「くるみクッキーやワインゼリー、アイスクリームなどのデザートもあります。

今回の旅を振り返りながら、ほっと一息。コーヒーによく合うくるみクッキーは、光原社の向かいにある支店「モーリオ」でも販売しています。しっとりと焼き上げたクッキーにたっぷりのくるみがサンドされていて、素朴でやさしい味わい。「お土産に買って帰ろう」と彦坂さん。

宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」を出版した場所としても知られる光原社。敷地内には、「出版の地」と記されたモニュメントをはじめ、賢治とのつながりを感じさせるものがあちこちに。

どこか懐かしく、異国情緒も感じる、不思議な雰囲気。賢治の作品の世界観にも通じるような気がします。

雪をふれあい、レトロな盛岡さんぽを楽しんで、1泊2日の旅はそろそろ終わり。夕方の便で名古屋に戻るため、いわて花巻空港へと向かいます。「ここでしか味わえない、素敵な思い出がたくさんできました。遠いと思っていた岩手が、飛行機ならあっという間ということもわかったので、またぜひ遊びに来たいです。今度は温泉もいいな」と彦坂さん。
そう、FDAなら、ひょいっと岩手に来れちゃいます。みなさまも、岩手の冬を味わいに出かけませんか?

【紹介施設のご案内】

安比高原
https://www.appi.co.jp/

岩手銀行赤レンガ館
https://www.iwagin-akarengakan.jp/

光原社
http://morioka-kogensya.sakura.ne.jp/

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