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神々の首都で古き良き日本を満喫!ちょっとリッチな2泊3日出雲の旅

年に一回、日本中の神様が集まる神々の首都「出雲」。定番の出雲大社をはじめとして、ご当地グルメを押さえた“ちょっとリッチ”な2泊3日の旅をご案内!城下町松江の美しい風情も楽しむ『出雲の旅』へ出発です。

1日目

創業天明年間 伝統の"出雲そば"

出雲に到着したらまず腹ごしらえ。はじめに押さえるのは出雲の郷土料理で、日本三大そばにも数えられる「出雲そば」。天明年間、江戸時代から230年以上も続く「荒木屋」が提供するのは、当時から引き継がれる伝統の味です。

シンプルで素朴な味わいがにくい、名物の「割子そば(810円)」。おつゆをかけてコシの強いおそばをすすれば、柔らかいそばの香りが鼻からふっと抜けていきます。 のり、ねぎ、もみじおろしといった3つの薬味はお好みで。割子そばは3段あるので、薬味で変わる味わいを調節しながら楽しみましょう。

荒木屋
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住所
島根県出雲市大社町杵築東409-2
電話番号
0852-53-2352
営業時間
11:00~17:00(そば売り切れ次第に閉店)
定休日
水曜日

"縁結びの神様"にご挨拶

荒木屋から徒歩数分、言わずと知れた「出雲大社」をご参拝。恋愛、友情、仕事、家族など、さまざまな"縁を結ぶ"大国主大神が祀られる、日本屈指のパワースポットです。

松並木へと続く「下り参道」。

国宝にも指定される出雲大社の御本殿。「天下無双の大廈(二つと同じものがない壮大な神殿)」と称えられています。

境内はなにかに包まれているような、不思議な気配。鳥居をくぐったとたん、急に澄み切った空気に切り替わる様子には、きっと驚きます。その肌で、心で、感じてみてください。

新門通り「ご縁横丁」。

ちなみに出雲大社の玄関口から伸びる道は、「新門通り」と呼ばれる散策スポット。甘味などの出雲グルメから、土産品まで揃った充実の内容です。参拝後、ふらっと歩いてみてはどうでしょうか。

出雲大社
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住所
島根県出雲市大社町杵築東195
電話番号
0853-53-3100

文人ゆかりの旅館で高貴な時間を

初日の宿泊は、湖上の夕日が美しい宍道湖の湖畔で。創業明治初期の「皆美館」は、島崎藤村や川端康成をはじめとする文人ゆかりのリッチな旅館です。

客室の一例、4Fモダンルーム。なんと宍道湖を一望できる展望温泉風呂付きです。

地下1,250mから湧く天然温泉を引き込む、松江しんじ湖温泉の一角でもあることから、一部客室には「展望温泉風呂」を設置。障子をがらっと開けて、雄大な宍道湖と松江の夜景を眺めるひとときは、“贅沢”のひと言です。

お料理のイチオシは、皆美家伝「鯛めし」。「東の魚沼コシヒカリ、西の仁多米」とも言われる粒の立った仁多米コシヒカリに、鯛のそぼろ身など7種類の具材がきれいに整列しています。 そこに皆美秘伝のお出汁をかけて、口へと運べば、旨みの洪水で幸せいっぱい。鯛めしは朝食にて提供されます。朝起きるのが待ち遠しいですね。

皆美館
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住所
島根県松江市末次本町14
電話番号
0852-21-5131

2日目

国宝「松江城」で歴史の空気にふれる

2日目は松江のシンボル、国宝「松江城」からスタート。現存する全国12天守のうち、唯一の正統天守閣と呼ばれています。
数ある特徴のうち、石垣は自然石をほぼ加工することなく積みあがっていること、鬼瓦は一枚ごとに違う表情を見せていること、このふたつは分かりやすい例です。

また天守の頂上で存在感を放つシャチホコは、日本現存の木造もので最大。高さはなんと2.08mもあります。このように外から眺めるだけでも楽しい松江城、城内に広がる貴重な資料はもちろん、最上階から見下ろす松江の絶景もあわせてどうぞ。

松江城
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住所
島根県松江市殿町1-5

歴史を学びながらスリルも体験

松江城の散策後は、お堀の周りを遊覧する「堀川遊覧船」でほっとひと息。昔の風景がいまも残る城下町を、船頭さんによるガイドのもと約50分かけてゆっくりめぐります。

そしてこの遊覧船、コース内のかけられた17本の橋のうち、4本の橋で"屋根が下がります"。橋の前にあるハートの目印をきっかけに、「屋根を下げますよ~。頭を少し下げてください」と船頭さん。頭をほぼ90度に傾けながら、橋をくぐります。
くぐったあとは、「ご協力ありがとうございます。だんだん(出雲弁で"ありがとう"の意)」とひと言。松江の歴史を美しい景色とともに学びながら、まるでアトラクションのようなスリルも味わえます。

ぐるっと松江堀川めぐり
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住所
島根県松江市黒田町507-1
電話番号
0852-27-0417

せいろの香りがやさしい元祖「むし寿司」

そろそろお腹もぺこぺこですね。お昼ご飯は松江名物「むし寿司」といきましょう。足を運ぶのは初代から変わらない味を守り続ける老舗、創業明治20年の「浪花寿司」です。

浪花寿司の定番メニュー「むし寿司(1,100円)」。

浪花寿司のむし寿司は、せいろの中にたけのこ、しいたけを加えた酢飯を詰め込み、甘辛く味付けされた牛肉のしぐれ煮など7種類の具材を一緒に蒸したもの。 全体に染み出したさまざまな具材のおいしいところを、せいろのあたたかみある香りが包みます。酢飯を具材と一緒にかきこみ、新鮮な魚で出汁をとったアラ汁で流しこめば、ほっこり大満足です。

浪花寿司
住所
島根県松江市東茶町27
電話番号
0852-21-4540
営業時間
月~水10:00~14:30、金~日16:30~20:00

日本の美が詰まった世界の美術館

続いては島根が世界に誇る「足立美術館」へ。15年連続庭園日本一※に選ばれた日本庭園の世界、また日本画の巨匠「横山大観」コレクションをはじめ、近代から現代の日本画や陶芸、漆芸などが並ぶ、“日本の心”にあふれた美術館です。

※アメリカの日本庭園専門誌『The Journal of Japanese Gardening』が、日本国内900か所以上の候補地から選出する日本庭園ランキングより。2018年2月現在。

足立美術館の主庭「枯山水庭」。水を使うことなく山水の趣を表した同美術館を代表する庭園。

館内に足を踏み入れると、まず出迎えるのは趣の異なる6種類の日本庭園。独特の洗練された空気が漂い、どこを見ても絵になる絵画のような別世界に連れていかれます。

横山大観の傑作がずらり「横山大観特別展示室」。

その余韻に浸りつつ、次に味わうのは近代日本画の作品たち。なかでも横山大観の作品は初期から晩年までの名作120点を所蔵しており、国内屈指の充実度です。庭園はもちろん、近代から現代の日本画も四季に合わせて展示替えを行う足立美術館。日本庭園と日本画の調和をお楽しみください。

足立美術館
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住所
島根県安来市古川町320
電話番号
0854-28-7111
営業時間
4月-9月9:00~17:30、10月-3月9:00~17:00
出雲周辺PICK UP タイムスリップできるレトロ散策

石見銀山で唯一、常時一般公開されている「龍源寺間歩」。

ルートとは少し外れて、「石見銀山」をピックアップ。かつて銀の発掘所だったここは、2007年に「自然環境と共存した産業遺跡」として、周辺エリアとあわせて世界遺産に登録されました。冷たい空気が流れる坑道跡「龍源寺間歩」では、ノミで掘った跡など当時の状態をそのままに見られます。

江戸時代の面影を残す「大森の町並み」。

周辺エリアのひとつ大森町は、江戸時代の建造物や文化財が立ち並ぶノスタルジックな様子。銀細工のお土産屋さんや昔ながらのお豆腐屋さん、そして古民家カフェなどもあり、龍源寺間歩前後での散策はとっても楽しいです。周辺は少し広いので、ベロタクシーかレンタサイクルでの移動もおすすめします。

石見銀山と大森の町並み
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住所
島根県大田市大森町
電話番号
0854-89-0347

界 出雲

旅を締めくくる最後の宿は、美肌の湯で知られる玉造温泉の「星野リゾート 界 出雲」。ラグジュアリーでダイナミックな旅館を全国各地に展開する、星野リゾートブランドならではのおもてなしが待っています。

客室2階、信楽焼露天風呂付きの客室。客室は全室露天風呂付きです。

季節ごとの旬を揃えた会席料理、春夏は「のどぐろとしじみ牛しゃぶの会席」です。質のいい脂が口の中でとろけるのどぐろ、宍道湖名産のしじみからとれた出汁でグッと旨みを増す牛しゃぶ。最後の晩餐にはぴったりです。

また旅館には少し早い到着になるはずですが、大丈夫。出雲の伝統芸能でかつ、無形文化財の「神楽」を"旅館の中で"楽しむことができます。 軽やかなお囃子に合わせて、カラフルな正装をまとった「須佐之男命(スサノオミコト)」と「大蛇(オロチ)」が、躍動感たっぷりに出雲神話を描く。古き良き出雲を最後までご堪能ください。

星野リゾート 界 出雲
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住所
島根県松江市玉湯町玉後1237
電話番号
0570-073-011(界予約センター)
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