松本からはじめる
ひょいと信州たび歩き

ちょっと足を伸ばして
「宿に向かう前にちょっと足をのばしてみましょう」

‘日本で日本一美しい村’の称号に相応しい池田町の周辺には、興味深いスポットが点在しています。 芸術あり、歴史あり、自然あり。興味を引かれたポイントをアラカルトでコースに組み入れてみましょう。
「安曇野ちひろ美術館」

池田町の東隣、松川村にある‘安曇野ちひろ美術館’では、花や子どもをテーマにたくさんの絵を描いた絵本画家‘いわさきちひろ’の原画を鑑賞することができます。


現代日本が失った優しさや美しさを、絵本の世界で表現し続けたちひろさん。温かい母性愛に満ちあふれ、にじみやぼかしを生かした独特な色彩は、いまなお多くのファンに愛されています。 この美術館には、ちひろ作品と共に世界の絵本画家(32カ国203名)の原画が収蔵されていて、約2万6,500点という作品数は絵本美術館としては世界最大規模。その道のパイオニアとして、その名は世界的に知られています。


建築家・内藤 廣が手がけた、美術館を含むランドスケープも見所のひとつ。


清流、乳川(ちがわ)が流れる‘安曇野ちひろ公園’は子どもたちにも大人気です。

電話番号 | 0261-62-0772 |
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住所 | 長野県北安曇郡松川村西原3358-24 |
営業時間 | 9:00~17:00(GW・8月は18:00まで) |
定休日 | 第2・4水曜定休(祝日の場合は開館、翌平日休館) |
「いくさか水鳥公園」

安曇野市の北、生坂村にある生坂ダム湖畔の‘いくさか水鳥公園’は、野鳥を観察するにはもってこいのスポット。四季折々にさまざま野鳥が集まり、夏季にはシロサギ、アオサギ、ゴイサギなど、冬季はマガモやカルガモ、オシドリなどを観察することができます。望遠鏡を持って出かけましょう。

電話番号 | 0263-69-3111 |
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住所 | 長野県生坂村日岐 |
「青柳宿町通りと大切り通し」

生坂村からさらに東に進むと筑北村に入ります。坂北駅近くはかつて善光寺街道沿いで栄えた宿場町で、青柳宿にはめずらしい石組み用水路が残っています。


各宿だった家には昔の屋号名が掲げられていたりして、そこはかとなく歴史が染みこんだステキな通りです。


この善光寺街道を進んで行くと、ひとつの岩を切り開いて道を作った‘大切り通し’を見ることができます。長さ約26m、高さ6m余。天正8年(1580)、時の領主・青柳伊勢守頼長が善光寺街道の一部として切り開いたそうです。機械もない時代、ノミを使って手作業で切り出した先人の仕事にリスペクト。

電話番号 | 0263-66-2211 |
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住所 | 長野県東筑摩郡筑北村青柳 |
「麻績宿」

筑北村からさらに北に進むと現れる善光寺街道沿いのもうひとつの宿場町‘麻績宿(おみじゅく)’にも当時の風情が色濃く残っています。


古代から官道の宿駅として栄え、戦国時代には麻績服部氏の城下町として発展したそうで、馬を括りつけたという石が家の前に残っていたり、100年以上続くというたばこ屋さんがあったりします。


訊けばこの店、昔は善光寺へ向かう旅人の休憩場所として親しまれていたのだとか。店の中にはかつての屋号が記された看板が残っていました。

電話番号 | 0263-67-3001 |
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住所 | 長野県東筑摩郡麻績村麻中町8235 |
美しい村、池田町でちょっと立ち寄るならココ!「池田町ハーブセンター」

池田町でちょっと立ち寄るなら、‘道の駅池田’に併設されている‘池田町ハーブセンター’がお薦め。


ここでは、ハーブのソフトクリームや、桑の葉のソフトクリームにトライしてみましょう。


店内では炭焼きおやきの販売も。特産の桑の葉を使った石けんやお茶、ハーブ商品などお土産にぴったりの商品が目白押しです。


道の駅池田には他にもハーブ園、加工品(手作りみそ、漬物、ピクルス)の直売所、地元のお母さんたちが運営する‘ビストロカモミール’など見どころが盛りだくさん。あ~、時間が足りませんっ。


電話番号 | 0261-62-6200 |
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住所 | 長野県北安曇郡池田町会染6330-1 |
営業時間 | 9:00~18:00(4~10月)、9:00~17:00(11~3月) |
定休日 | 第2・4水曜定休(祝日の場合は開館、翌平日休館) |
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