ひょいと青森
春もドカ盛りまるかじり旅
2日目(4月下旬〜5月上旬)

カニとバナナが必需品!?
春真っ盛りの弘前城でゆるり、花見時間。
全国でも有数の桜の名所として知られる弘前城。西濠の桜のトンネルはもちろん、本丸や二の丸など城内の全てが薄紅色に彩られます。見どころは、日本最古のソメイヨシノやヤエベニシダレ、黄桜など多彩な桜の競演と、目前にそびえ立つ岩木山。


そして青森でお花見に欠かせないのが、“花見ガニ”もしくは“桜ガニ”と呼ばれる‘トゲクリガニ’とバナナと聞いて、びっくり!激寒の陸奥湾で旨みを蓄えてようやく旬を迎えた‘トゲクリガニ’は、待ちわびた春のごちそうであり、バナナもまた、昔から贅沢品として重宝された一品として、“春の到来を祝う”花見に欠かせないごちそうになったのだとか。今もバナナの露天が城内に立ち、青森ならではの風情を楽しませてくれます。


また、もうひとつの桜の名所といえば、十和田市官庁街通り。通称‘駒街道’の約1.1㎞が桜一色に染まります。人力車で粋なお花見もアリですよ。


古き良き時代を訪ね歩くグルメ旅 自慢のアップルパイと百年食堂を目指せ!
桜を愛でたら、いざ弘前市街散策へ。城下町には明治・大正時代に建てられた洋館が数多く残されており、中でも‘藤田記念庭園’では弘前名物・アップルパイをいただくこともできます。


実は、弘前といえばアップルパイの街。市内に点在するカフェなどには趣向をこらしたさまざまなアップルパイが並び、食べ歩きを楽しめるので、スウィーツ好きにはたまりません。


また、話題のグルメといえば‘津軽百年食堂’。弘前市内には100年を超える老舗食堂が2軒あり、伝統の津軽そばや昔ながらの中華そばをいただけば、まるで時間旅行の気分!


華麗な"五所河原立佞武多"のド迫力!紙貼り・色つけでねぶた職人に変身
青森三大ねぶたのひとつ、‘五所河原立佞武多’は、高さ最大20mを超える勇壮な山車。8月4~8日の期間「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」という掛け声とともに市内を練り歩くその姿は、他のエリアのねぶたと異なる圧倒的な迫力です。

‘立佞武多の館’では、山車の展示やギャラリーでその歴史などに触れ、実際に紙貼りや色付けなどに挑戦!“幸運をもたらす金魚”をモチーフに作られた津軽の民芸品・‘金魚ねぷた’を手にするとまるでおはやしが聞こえてくるようです。
