山形 月山ワイン山ぶどう研究所
かつて出羽三山の修験者たちが、秋になると山ブドウを摘んで“どぶろく”を作り、杯を酌み交わしていたという地に生まれた「月山(がっさん)ワイン」。試行錯誤を重ねて、山ブドウの栽培に成功し、今や130余の農家の人々が手塩にかけた山ブドウを使い、多彩なワインを育んでいます。一般のワインと違い、“ブドウ酒”という言葉がぴったりなご当地ワインは、廃道となったトンネルを貯蔵庫として活用し、ひんやりとした温度で1~2年、樽の大きさや“樽年齢”に合わせてじっくりと熟成。山ブドウ100%の「月山ワイン・山ぶどう酒」は甘酸っぱく、フルーティーでありながらコク深いどこか懐かしい味わいです。ショップの試飲コーナーで好みのワインを探してみましょう。
(上)貯蔵庫「トンネルピット」の入口。ずらりと並んだ樽から芳香を漂わせ、ワインが熟成中(※貯蔵庫は現在一般公開されていません)
(左) 「ブドウの質が命」というこだわりから生まれた選り抜きのワインたち。お土産には、山ブドウ原液やシャーベットなどもおすすめ
甘口ながら左党にも人気のさっぱりとした飲み口の「月山ワイン・山ぶどう酒」。さまざまなブドウをブレンドした多彩なワインがそろう