北九州 旦過市場



北九州空港から車で約35分、JR小倉駅からはモノレールで2駅のところに活気溢れる「旦過市場」があります。昭和30年代に建てられた店舗が密集し、年季が入ったテントや看板が目に入ると気分はまるでタイムスリップしたかのよう。玄界灘などで獲れた魚が並ぶ鮮魚店や、地元の物を使った総菜屋が軒を連ねています。中でも、ぬか床で魚を炊いた、北九州の郷土料理「ぬか炊き」は人気の総菜の一つ。また、市場の中で好みの総菜や新鮮な刺身を購入し、オリジナル丼を作ることができる「大學丼」が好評で、市場内の「大學堂」では専用のご飯が販売されています。飾らず独自の雰囲気で勝負する「旦過市場」。活気あふれる北九州の空気と味をダイレクトに感じられる場所です。



(上) 北九州市立大学が経営する「大學堂」で作ることができる「大學丼」の例。自分の好きなものを市場で購入し、熱々ご飯にのせていただく
(左) 毎日、玄界灘などの近郊の海で揚がった新鮮な魚が並ぶ。店ごとに売る魚の種類も違うため、時間を気にせず市場を練り歩いて品定めするのもおすすめ

幅が狭いアーケードの中に、小さな店が軒を連ねる。店舗数は100店以上あり、北九州の台所として毎日にぎわう。活気ある市場を、ぜひ肌で体感して