出雲 出雲日御碕灯台



出雲空港から車で約55分、八百万の神々を迎える地と伝承される『稲佐の浜』を経由して、島根半島の最西端へ。青く輝く日本海を臨む断崖では、100年を超えて今もなお『出雲日御碕灯台』がカンデラの明かりをともし、航海の安全を守り続けています。美保関町から切り出した石で造られた白亜の灯台の内壁は、時代を物語るレンガ造り。平成10年には『世界の歴史的灯台百選』に選ばれた国の登録有形文化財です。163段のらせん階段を上り、展望台へ向かう壁面にも希少な資料が展示されており、この灯台の歩みを知ることができます。展望台から眺める景色は島根半島を一望する絶景ビュー。周辺には遊歩道が整備されており、海鮮焼き、地魚の海鮮丼などを味わえます。


高さ43.65m、東洋一を誇る石積みの灯台。展望台からは、奇岩や絶壁が続く海岸線と“出雲松島”と称される風光明媚な景色を愛でることができる


(上) 周辺は大山隠岐国立公園に指定された景勝地。打ち寄せる波に浸食された岩盤には、柱状の奇岩が連なっている。断崖絶壁に立てば、思わず足がすくむ
(左) 駐車場から灯台へ続く通りは、まるで門前町のにぎわい。旬の地魚などをたっぷりと盛り付ける海鮮丼が人気。焼きたてをいただくサザエのつぼ焼きやイカ焼きもおすすめ