INTERVIEW11
総合職/整備技術
2015年入社
世界一を達成。エンブラエル機定時出発率

入社して整備技術グループに配属されてから、エンジンと着陸装置を担当しています。
どちらも飛行機の中でも非常に重要な部品で、安全に直結するシステムです。
また、高価な部品でもあるので、
整備コストに大きなインパクトを与える部品の集合体でもあります。
知識を蓄え、経験を積みながら技術力を向上させることに努めています。
お客様に選んでいただくエアラインになるために、整備コスト削減に気を配りながら、
遅延/欠航の最小化に努め、安全運航を確実なものにするのが私の責任です。

My Story

営業のマイストーリー01
目標を立てて達成する。
その結果が遅延/欠航を防止し、
お客様に空の旅を楽しんでもらえる。
我々の機体は、アメリカのGE社製のCF34-8E5という型式のエンジンを搭載しています。このエンジンは、夏の暑い時期になるとエンジンの内部温度が高くなり易いという特性があり、世界中で問題になっています。内部温度が基準を超えると、直ちに安全に影響が出るわけではありませんが、次便出発前に整備作業が発生し、遅延や欠航になりかねません。FDAでも毎年数件起きていたのですが、昨年の夏は、この不具合をゼロ件にする目標を立て、様々な対策の実施や関連部門への働きかけを実行することで、機数が増えているにも関わらず、この目標を達成することが出来ました。
営業のマイストーリー02
不具合に対峙した時
技術に裏打ちされた決断が安全運航につながる。
整備技術グループでは、不具合が予見される時に、整備作業を指示することがあります。機体に取り付けてまだ3ヶ月位しか経っていないエンジンのオイル消費量が少しずつ増えていることに気付いたことがありました。整備士と協力して様々な対策をしたのですが、改善しません。エンジンを取り卸すと何億円という修理費が発生しますが、これ以上放置すると基準値を超えることが想定された為、安全運航のために取り卸す決断をしました。結果的には、世界的にもあまり経験のない、FDAでは修理できない部分の不具合だったので、正解でした。

Question

仕事のことや気になるポイントを聞きました
Question01
整備技術って、どんな仕事ですか?
文字通り、整備に関する技術的な仕事を担当しています。メーカーからマニュアルを入手して評価し、整備士に提供したり、FDA内のマニュアルを作成したり、作業書を作成したりしています。また、機体のシステム毎に改修や不具合対策を検討しています。設計を勝手に変えることはできませんが、実際に飛行機を使用しての経験から生まれる改善提案をメーカーに働きかけることもしています。機体を実際に整備するのは整備士ですが、技術的な側面からサポートすることにより、安全運航・欠航/遅延の最小化に励んでいます。
Question写真01
Question02
海外とのやりとりはありますか?
機体もエンジンも部品も、ほぼ全てが海外メーカー製なので、海外とのやりとりは必須です。航空業界の公用語が英語なので、英語を読まない日はありません。エンジンメーカーのGE社が開催する年に一回の国際会議にエンジンの担当になってから毎年参加しており、そこで最新の知識を入手したり、実際にGE社のエンジニアと顔を合わせながら、情報交換をしています。英語で要求を伝えるのは難しいですが、顔を突き合わせて話すからこそ、こちらの真剣さも伝わり、向こうも本気で問題に取り組んでくれるようになります。
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Question03
エアライン・エンジニアとして、FDAはどのような会社ですか?
小規模で運営していて若い会社なので、一人ひとりの責任範囲が広く、やり甲斐があります。1機種しかない分、担当する範囲は広いです。大手だと、私のようにエンジンと着陸装置のような全く別のシステムを同時に担当することはありません。少数精鋭なので、色々な経験をするチャンスがあります。私がGE社の国際会議に行かせてもらったのは、入社2年目でした。FDAは事業も社員も成長中の会社であり、若手にも責任ある仕事を任せてくれて、さらに、前例が無くても新しい提案を歓迎する土壌があります。やる気があれば、エアライン・エンジニアとして大きく成長できる会社だと思います。
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Question04
FDAでのワークライフバランスは、どうですか?
不具合が発生した場合は、お客様に安全な機体を早く提供するために遅くまで残ることもありますが、休みが取りたい時は自分で自由にコントロールすることが出来ます。担当についても基本的に2名がアサインされるので、お互いに協力することもできますし、上司のサポートもあります。私も子供が産まれた時に育休1ヶ月を取得しました。子育て期間中に時短勤務をしている方もいます。
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Question05
どんな人が整備技術に向いていますか?
若いうちからチャレンジしたい人に向いていますね。FDAでは、ベテランがサポートになり、若手が主担当になることが多いです。実際に私も入社2年目で、初回の着陸装置の交換作業の主担当をやらせてもらいました。担当として、整備士がスムーズに作業実施できるように、合計1000ページ近いマニュアルから必要な部品やTOOLを抽出。必要な作業を順番に実施できるようWork Sheetの形態で整理し、整備士の作業ミスを未然に防ぐ工夫をしました。無事に飛行をした光り輝く着陸装置を見るととても誇らしく感じました。若いうちからチャンスが欲しい人にとっては、他の航空会社にはない魅力があります。
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Question06
今後、FDAでどのように活躍していきたいですか?
FDAの魅力は、整備士、パイロット、客室乗務員といった現場の方や私のような間接スタッフ(整備、運航、営業、総務等)、そして社長までもがワンフロアにいて、職種や役職を問わずコミュニケーションが取りやすいことです。社員の横のつながりを強化するために、自分の仕事内容を他部門の人に紹介するような活動もあります。今はまだ、自分の専門分野の技術を高めることで目いっぱいではあるのですが、今後は他部門との交流を増やして、お客様の飛行機での旅が快適になるように、あらゆる角度から考えられるようになりたいです。蓄えた知識や経験は、いつかくる新機種選定の時にも発揮したいですね。
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