INTERVIEW10
総合職/品質保証
2013年入社
世界一を達成。エンブラエル機定時出発率

航空会社にとって、安全と共に時間を守って出発する定時性は重要な使命です。
FDAは、エンブラエル170/175を運航している航空会社の中で、
2016年に定時出発率世界第一位(99.85%)※を達成しました。
これは1000便出発するなかで、機材故障による遅延や欠航が2件しかないことを意味し、
世界の平均値と比べると4分の1という少なさです。
※定時出発率:運航した便のうち整備要因により出発予定時刻より15分を超える遅延または欠航した便を除いた割合。
エンブラエル社調査資料に基づく。

My Story

営業のマイストーリー01
航空機の信頼性を向上
定時出発率をあげるには、まず航空機の信頼性を向上させることが必須となります。信頼性を向上させるには、航空機のデータを収集し、不具合情報を監視して問題点の抽出、分析、原因を明確にするとともに是正処置を行うことが必要となります。航空機は、列車や車と比べ使用する部品点数が桁違いに多く、時間の経過と共に部品の劣化、摩耗等の原因によりトラブルが発生します。そこで航空会社では日々、朝一番の出発前や最終便到着後の点検に加えて、一定時間ごとに綿密な点検や整備を行っているのです。
営業のマイストーリー02
同じ不具合を繰り返さない綿密な分析
突発的に発生した不具合に対しては、すみやかに原因を特定して部品を交換します。しかしFDAではそうした対症療法的な対策だけでなく、同じ不具合を繰り返さぬよう原因を分析して再発防止は勿論、未然防止にも力を入れています。技術的な処置だけを行う航空会社が多い中、FDAの品質保証グループでは、不具合の都度『信頼性改善要求書』を発行し、トラブルを究明する担当部門に再発防止策を検討させています。こうして整備部門一体となって対策をたて、次に生かす努力をしています。

Question

仕事のことや気になるポイントを聞きました
Question01
品質保証グループの業務内容について教えて下さい。
品質管理体制を維持・向上することが主な仕事です。具体的には整備記録の点検や計測機器・無線機器の精度管理、整備に従事する社員の教育訓練、各種の規定(ルール)の管理、人的エラー発生時の解析など多岐にわたります。
Question写真01
Question02
どうすれば航空機の品質を保証できるのですか。
車には車検証があるように、飛行機には「耐空証明書」というものがあります。車検証と違う所は、耐空証明書は「適切な整備が行われる限り」有効です。定期的な整備や不具合の処置を行い、資格を持った整備士により適切な整備が実施されたことを確認した後、「この飛行機は耐空性がある」と意味する署名を航空日誌に行います。これにより飛行機の品質は保証されることになります。署名自体は整備士が行いますが、その整備体制を構築・維持・向上するためには関係部門スタッフの存在が欠かせません。
Question写真02
Question03
品質保証の仕事をするには何が必要ですか。
品質保証は企業の信用に大きく関わるため、ルール順守の意識が何よりも大切です。ルールを逸脱した仕事では、その品質を保証することは不可能となります。そのためには誰よりもルールに詳しくなる必要があるため、航空法や社内規定を学ぶ姿勢が重要となるでしょう。
Question写真03
Question04
職場の雰囲気はどうですか?
他の技術部門や整備士との距離が近く、分からないことや調整が必要なことがあっても、簡単に相談できます。また、新造機の導入や新規就航の準備などの大きなプロジェクトでは、様々な部門の社員と連携して仕事を行いますので、チームで一体となって仕事をしていることを実感します。
Question写真04
Question05
FDA社員としての今後の抱負は?
飛行機の品質は、トラブルの発生頻度や定時出発率などで表面化します。FDAは定時出発率一位を達成しましたが、現状維持では今後も高品質が続くとは限りません。信頼性管理をはじめ、品質保証の仕事は今後のFDAの飛行機の品質を大きく左右する重要な仕事と言えるでしょう。これからも、お客様・社員から愛される会社であり続けるためにも、品質最優先で取り組んでいきたいと思います。
Question写真05