INTERVIEW08
総合職/整備企画
2013年入社
重整備を担い、安全運航の土台になる。これもまた架け橋

私たちが健康維持のために人間ドックに行くように、
飛行機にも定期的に行われる大がかりな整備・点検があります。
これを「重整備」と呼びます。安全が絶対条件である飛行機では、
フライトの前後をはじめ日常的な点検が行われますが、
重整備では、機体のパネルや座席を取り外すことにより、
日常では確認できない部分を、1週間以上にわたって入念に点検します。
重整備とは、飛行機の安全にとって極めて重要な仕事です。
その重整備を私は担っています。

My Story

空への憧れを、「整備で」叶える。
そのことに使命と誇りを感じながら、
仕事をしています。
あるドラマを見てパイロットに憧れたことが、発端です。その後、職業としてのパイロットよりも、就職先・仕事の場としての「航空会社」へと、興味の軸は移っていきました。単なる憧れとは違う、現実の仕事選びに関わることですから、いろいろと情報を収集し、各社の特徴を見比べてみました。こんな経過をたどった私の“就活”で、最終的な志望先になったのがFDAです。例えば、カラフルな~多色展開の~飛行機を所有しているなど、他社にはない独自性がとても新鮮。そして魅力的に映りました。私のバックグラウンドは工学というより科学で、大学院では地球惑星科学を専攻し地学などを勉強していました。採用時の未来志向の評価も、励みになりました。
整備の現場から始める。凄腕のプロたちと組む。
そして、すべてを楽しんでいます。
FDAでは、総合職は技術系・事務系に分かれます。技術系の社員として航空会社で働く上での土台は、実は「整備」にあります。入社した後、そのことを初めて知りました。将来的にどのような仕事をするにせよ、飛行機についてよく知り、また現場で実際に手を動かし機体や様々な部品に触れて「体にしみこませる」ような経験をすることは、それがたとえ短い期間であっても、非常に貴重なものだと思います。私も導入研修後の仕事始めはライン整備の現場からでした。今は、整備企画グループの一員として「重整備」に関わる広範な仕事を担っています。パートナーである整備のプロたちとの仕事や交流を経て、様々な経験を体にしみこませながら、私は仕事に向かっています。

Question

仕事のことや気になるポイントを聞きました
担当している仕事の内容について教えてください。
機体を寝かせた状態で、1週間以上にわたって整備・点検を行う「重整備」が、私の担当です。重整備は法的規制によるものであると同時に、技術的要請にも基づいています。よって、関わる人・組織も社内外に多く存在します。また数年単位のスパンで綿密に計画しなければなりません。これらの計画や関係先との折衝・調整が具体的な仕事です。
整備企画というセクションにはどんな役割があるのですか?
私の所属する整備企画グループでは、部品の手配・器材の管理・整備計画および整備委託先との調整・機材運用など、多様な仕事を受け持ちます。ちょっと面白いのは機材運用。例えばチャーターやイベントの際に「どの色」の機材(飛行機のこと)を用いるかも含めた取り回しを担います。
仕事の上で感じる「FDAらしさ」とは?
FDAには、この世界でのベテランもいれば、入社したての若い社員も多く、多様でありながら、成長途上にある会社らしい活気にあふれている点では、統一感もあります。整備の部門だけでなく全部署がワンフロアに集結して仕事をする中で、部署相互間も含めての「風通しの良さ」は抜群だと思います。
仕事の上で、どんな人と関わりますか?
重整備に関しては、沖縄にある腕利き整備士集団を委託企業として選定し、緊密なパートナーシップの下で実施しています。委託先のプロフェッショナルたちとの関わりは、当然大きいです。学ぶことも非常に多いですね。もちろん、機体メーカー・部品メーカー、社内の各部署、整備士やパイロットまで、非常に多くの方と関わります。
技術者としての育成やキャリアについて
ライン整備の現場からキャリアをスタートすることが多いです。その後は、技術職としての多様な経験を積みます。整備系だけでも、整備企画・品質保証・整備技術など。また、新機材の導入や新規地点就航などのダイナミックな動きの中で、日常業務に即しながら「実践的に」キャリアを積んでいくのが基本です。
FDAを目指す後輩たちに向け、ご自身のメッセージを!
私の仕事は安全というFDAの土台を担うものですが、航空会社としてのもうひとつの土台は、人々のモビリティーを担うことだと思います。人と人・地方と地方の新しい交流の懸け橋となる。FDAの理想は単なるコトバではなくて、航空会社の使命を深く自覚し実践することと、分かちがたく結びついています。私たち自身の日々の仕事が、その支えのひとつとなっていることに、使命感と強い誇りを感じます。