関門海峡たこ 千春(せんのはる)

醤油、ごま塩、梅肉のいずれかを絡めていただく『茹でたこ刺し』432円。表面だけサッと火を通すため、つるんと甘い独特の味わい。
「小倉駅至近の漁師小屋で
ブランド蛸の希少部位に舌鼓」
激しい潮流に耐え、豊富な餌を食べて育つ“関門海峡たこ”は、ほどよく身が引き締まり、太くて短い足が自慢のブランド真蛸(まだこ)。小倉を訪れたら是非ともご賞味いただきたい地の食材だ。
JR小倉駅界隈で知る人ぞ知るタコ料理専門店その名も『関門海峡たこ 千春』は、現役漁師でもある店主が関門海峡たこのさまざまな部位を使ったメニューを手頃な値段で提供してくれるユニークな店。
せっかくなら他では味わえない味にトライしてみようと、『茹でたこ刺し』を注文してみる。傷みやすいタコはしっかり火を通すのが基本だが、この店では心配ご無用。店主夫妻が毎朝自ら漁へ出向くだけあって、捕れたてをレアな状態で味わえる。噛むとキュッキュッ、コリコリ。身と吸盤の異なる食感が面白い。杯片手にひとりうなっていると、店主から「タコを肴に呑むと悪酔いしづらい」との怪情報も!?
ここはひとつ吸盤の炙りから〆の“たこめし”まで全メニューを制覇したい。

タコの色素と旨味エキスが沁み込んだ『豊栄のたこめし』594円。そのまま食べてよし、だし汁をかけてひつまぶし風にするもよし。

漁師仲間から贈られた大漁旗が目を引く店内。もてなしを優先するため敢えて満席にしないのが大将の流儀。
住所 | 福岡県北九州市小倉北区紺屋町12-13 光安ビル1F |
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TEL | 093-541-7575 |
営業時間 |
16:00~22:00 |
定休日 | 日曜 |
※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.18号(2017年3月発行)掲載時のものです。