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小料理 酒 谷屋

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「名物ノドグロを
贅沢に、豪快に、姿焼きで」

初めての土地への高まる期待を胸に、松江市内を歩いてみる。JR松江駅前の大通りから少し路地へと入れば、雰囲気のある小料理屋や居酒屋がいくつも顔を出す。

『小料理 酒 谷屋』は、松江市街を駅周辺と旧城下町の二つに分けている大橋川近くにあった。お目当ては海の赤いダイヤモンドこと“ノドグロ”だ。夏場の一時期に禁漁期間はあるものの、この辺りの店では通年食べられる。早速姿焼きをオーダーして焼き上がりを待つ。

その間、目の前で他の客が注文した料理の手捌きに見入っていると、さぞかし物欲しそうな顔をしていたのだろうか、店主が「コレ食べたことありますか?」と差し出してくれた。グロテスクな亀の手の形をした貝、その名も“カメノテ”の塩ゆでだ。塩気と磯の香りでビールが進む。

しばらくすると、お待ちかねのノドグロが皿からはみ出しながら登場。焼いている間に身の中から吹き出す脂で、表面は軽く揚げたようにパリパリに仕上がっており、中はホックリとジューシー。骨のまわりの身はコクがあって特に旨い。地元のまろっとした重たい酒と合わせていただく。

これほどの魚が食べられるのなら、たびたびどころか毎週島根にやって来ようか。真剣にそう思うほど島根の魚は美味い。

カメノテはフジツボの仲間で、カニの爪先にも似た味と食感。人気のある隠岐産の岩カキとともに春先から夏にかけてが旬。

店内はカウンターのみ5席。まな板が至近で、手捌きを見ているだけでそれをつまんだような気分に。ノドグロは時価で要予約。

小料理 酒 谷屋
住所 島根県松江市和多見町78
TEL 090-8240-6716

営業時間

18:00~23:00
定休日 日曜

※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.13号(2015年3月発行)掲載時のものです。

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