静岡 魚魚や 一八

おすすめの旬の味を盛り合わせた「お刺し身盛り合わせ」で、まず一献。駿河湾の魚介を和洋織り交ぜた多彩なメニューで楽しめる

　JR静岡駅北口から徒歩8分、「一か八かでやっています」という心意気たっぷりの「魚魚や 一八」へ。静岡で駿河湾の海の幸を食べられるのは当たり前の中、選り抜いた旬の魚介のおいしさが評判となって、地元の人々が足繁く通う店です。せっかくなら最高においしく食べてほしいと、静岡の特産の一つ、生の本ワサビを提供し、お客は自分ですり下ろして刺し身を食べるというこだわりよう。無農薬のワサビなので安全安心、ワサビをなめながら地酒をちびりちびりやるのも一興です。煮魚、焼き魚、天ぷらと、シンプルに駿河湾の旬を味わえます。

肝焼きにできるのは新鮮なイカだからこそ。最後の一滴まで味わえるため、リゾットにするのを心待ちにするお客も多いとか

　この店の名物料理といえば、「イカ肝」。店主が20年余情熱を注いできたイカの肝焼きを求めて、全国から食通たちが訪れるという一品です。イカを1本丸ごと肝で煮込んで作るという斬新なメニューは酒の肴にぴったり。身をつついた後には、残ったスープにごはんを投入して、リゾット風にいただくのが“魚魚や流”。濃厚な肝がごはんに絡んで、クセになるのもうなずけます。スタンダードな肝焼きのほかにも、豆腐と焦がしニンニクラー油入りの「赤肝」やイカスミとトマトを入れた洋風の「黒肝」などバリエーションメニューも人気です。