札幌 さっぽろジンギスカン本店


ニュージーランド産最高ランクのアメラムが自慢の「生ジンギスカン」。筋や脂を丁寧にそいで、軟らかい赤身のみに、店主がテキパキとさばいていく

路面電車に揺られ、札幌市電すすきの駅で降車したら徒歩5分。開店と同時に席が埋まってしまうという「さっぽろジンギスカン本店」は、当日分の肉がなくなるまで、途切れることなく行列ができる正真正銘の人気店。その味に魅せられた地元客だけでなく、国内外からグルマンが遠路訪れるのだとか。カウンターの中では、店主が何本もの包丁を使い分けながら、肉を切り分けていきます。「ラム肉は鮮度が大事」という店主おすすめの焼き方はレア。軽く炙り、肉の色が変われば食べごろの合図、まろやかな肉汁を堪能できる絶妙な焼き加減です。

「キムチ飯し」は本格キムチにゴマ油の風味が絡んだ程よい辛さ。一方、「ねこ飯し」はたれの旨みとカツオの旨みが相まった甘めの味で、ご飯によく合う

この店のメニューはジンギスカンの専門店とあって、潔く「生ジンギスカン」をメインに、焼き野菜とご飯もの、そして酒類のみ。新鮮な生ラム肉の味わい深い旨みを堪能したら、〆には名物ご飯をチョイス。ゴマ油の香りがキムチの風味をより一層引き立てる「キムチ飯し(めし)」と、カツオ本節がてんこ盛りにされたご飯にたれをかけた「ねこ飯し」が、地元の人に愛される〆ご飯です。どちらも気取らない家庭の味そのもので、どこか郷愁を誘う味。最後に残ったつけだれにお茶を注いでスープにしていただくのも〆の楽しみのひとつです。

「うちは何もこだわってないよ」と照れ笑いする店主だが、味と鮮度に対するこだわりと揺るぎない自信は、一口食べてみれば分かる
TEL | 011-512-2940 |
営業時間 | 17:00~OS21:30 ※肉がなくなり次第終了 |
定休日 | 不定 |
駐車場 | なし |
住 所 | 北海道札幌市中央区南5条西6 |