熊本 居酒屋 安坐

“サシ”が美しい馬刺の「馬握り」(5貫)1,480円。脂身が絶妙にシャリと絡むおいしさは、極上馬刺しならではのもの。ショウガを薬味にいただくのが熊本流

　受け継がれてきた郷土の味に、現代風のエッセンスと四季折々の風情を添えた料理を楽しめるのが「居酒屋 安坐」。当地を訪れた多くの人が、食べてみたい熊本名物の代表格「馬刺し」など、自慢の味を楽しむことができます。“桜刺し”と称される色鮮やかな「馬刺し」を食せば、口いっぱいに上品な脂身がとろけていきます。新鮮なレバー、タン、タテガミなどの馬肉がそろうのも本場・熊本ならではのお楽しみ。ご存知「辛子蓮根」も、カラリと揚げたてのホクホクとしたおいしさを味わえる、郷土の味を小粋に演出してくれる店です。

地元ならではの素材や旬の味覚を中心に、丁寧に下ごしらえされた創作料理が人気。どの一皿にも季節のあしらいを込める料理人の心意気がにくい

　熊本市の中心繁華街・下通にほど近いものの、その喧騒を忘れてしまうような和モダンの空間に、しっとりとした時間が流れていきます。地酒や球磨焼酎を酌み交わし、ときには居合わせた地元の人々と話がはずむことも。料理人が毎日したためる“お品書き”には、その日の仕入れに合わせたメニューを筆文字に乗せて、“魅せる心遣い”が生きています。地産地消のこだわりが光る“熊本のうまかもん”では、阿蘇あか牛や熊本りんどうポークなど、ご当地食材の持ち味を存分に楽しめるシンプルな料理が待っています。