高知 土佐料理 たたき亭


土佐流で味わうなら「塩たたき」に決まり。1cm以上もの厚切りの身から、食べている間にも脂がにじみ出てくるのがわかる。お土産に持ち帰りもOK

民謡「よさこい節」に歌われる「はりまや橋」から歩いて約5分。大通りから入った小路に建つ「土佐料理 たたき亭」は、創業40年余もの間、地元客から愛され続けてきた人気店です。「高知といえば、カツオのたたき」というほど、土佐料理を代表するメニューでありながら、藁焼きで供する店は少ないもの。同店自慢の「塩たたき」は、藁で炙った表面の焼き具合が絶妙で、ほのかな焦げ目と表面に振った天然塩が得も言われぬ風味を醸し出す逸品です。ニンニクや大葉など、好みの薬味を添えていただけば、カツオの脂がとろけて至福の味わいに。

「カツオのなめろう」は、カツオの旨みをたたきや刺し身だけでなく、全く別の角度から味わわせてくれる郷土料理のひとつ。ビールが止まらなくなること請け合い

「さすが高知」と舌を巻いたのが、「カツオのなめろう」。アジやイワシなどの青魚で作ることが多いメニューでさえも、やはりカツオで作るのが土佐料理の醍醐味。本ガツオの刺し身と大葉、ショウガ、ネギを細かくたたいて、みそで和えたひと品。「うちは昔から、必要以上に薬味を使わない主義」と語る店主の言葉そのままに、主役のカツオに脇役の薬味が軽く寄り添うようなバランスで、本ガツオそのものの味わいが引き立っています。このほかにも、珍味・ウツボのたたきなど、料理人の腕に魅せられるようなメニューを堪能できます。

生け簀(いけす)を構え、鮮度にこだわるこの店は、ウツボ料理でも人気。包丁一本で骨を取る技術を編み出したという
TEL | 088-824-0018 |
営業時間 | 17:00~23:00 (日曜は11:00~14:00、17:00~21:30) |
定休日 | 月曜 |
駐車場 | なし |
住 所 | 高知県高知市はりまや町3-1-12 |