高知 四万十屋

「天然うなぎの蒲焼」（1人前）3,500円。腹や尻尾など一匹でも部位によって変わるおいしさをキンと冷えたビール片手にじっくりと味わいたい

　日本最後の清流とうたわれる四万十川のほとりに、天然のウナギや川エビ、アユなどをいただく風光明媚な食事処があります。「四万十屋」は創業以来、川漁師から仕入れた天然の川魚にこだわり、四万十の豊かな食を楽しませてくれるのです。女将さんおすすめの一品は、天然ウナギのかば焼き。炭火で焼き上げる魅惑の香りが、鼻をくすぐるよう。ぷりっと身が引き締まっていて歯応えがあり、程よい脂が乗った旨みは、まさに天然ならではのもの。甘辛いたれが絡んでもしっかりとウナギのおいしさが生きています。

「川えびの唐あげ」（1人前）580円。サクサクに揚がったエビの香ばしいこと。丸ごとパクリと食べられるので、カルシウムやタンパク質など栄養も満点

“四万十川の宝石”川エビは、1日に1kgも獲るのは難しいといわれるほど希少なもの。現在も「ころばし」という仕掛けを使った伝統漁法で水揚げされている昔ながらの四万十のごちそうです。そんな川エビをカラリと空揚げにすると、鮮やかな赤に見る見るうちに染まり、小さな体にはしっかりと身が詰まっていてびっくり！サクサクの手足とむっちりとした身の食感の変化も楽しい一品です。青さを混ぜた塩に付けて食べると、おいしさもひとしお。清らかな川の恵みをいただきながら大自然の恩恵に思いを馳せるひとときを過ごそう。