鹿児島 千代茶屋 よし木

料理は「関脇」4,000円、「大関」5,000円、「横綱」7,000円の3つコースから選ぶことができる。各コースにちゃんことぞうすいの他、前菜盛り合わせ、デザートが付く

　鹿児島市役所そばのオフィス街に佇む「千代茶屋 よし木」。以前は相撲部屋の料理人として腕を振るっていたというご主人が作るのは、さっぱり味の塩ちゃんこ鍋です。透明なスープはあっさりとして癖がなく、上品かつ繊細。独自の製法で取った4種類のだしを混ぜ合わせ、毎日4時間かけて仕上げます。屋久島や種子島で獲れる新鮮なウチワエビや、うまみたっぷりの黒豚、きのこや旬の野菜など、自然豊かな鹿児島の食材をふんだんに味わえる鍋。シメには、全てのうま味が凝縮されたスープをぞうすいにして、一滴残らず完食を！

全てのコースに含まれる「前菜の盛り合わせ」は、県内で漁獲された海産物が中心。コースや時季によって種類とボリュームが変わるので、訪れる度に新しい食材を楽しめる

　卓上でふつふつ煮込まれるちゃんこ鍋を眺めながら、旬の食材が盛りだくさんの「前菜盛り合わせ」を味わうのも一興。エビやサザエ、カニなど、その時季旬の魚介類の他、気軽につまめるオードブルが並び、見た目も彩り鮮やか。「鹿児島のおいしいものを少しずつ楽しめる」と県外客にも喜ばれています。「創業以来、一度も宣伝はしていないけど、著名人もお忍びで来てくれるんですよ」と言うご主人。一度食べたら忘れられず、常連になる人も多いのだそうです。食通たちを虜にしたこの味を、心ゆくまで堪能あれ。