岩手 嘉司屋


薬味はワサビやネギの他に、イクラや赤身にイカの塩辛など8種。温かいそばと塩辛の組み合わせは、予想以上に美味。「わんこそば」一人前3,200円

明治37年から店を構える「嘉司屋」で100年以上も愛される名物は、全国大会が行なわれることでも有名な「わんこそば」。本来おもてなしの料理である「わんこそば」は、「そばをたくさん食べてほしい」という思いが込められた花巻の郷土料理です。食べる人のペースを見ながら、少しずつそばをゆで、ゆでたての温かいそばを給仕さんがおわんに入れてくれます。給仕さんとの会話も楽しみながら、おいしいそばを少しずついただく。これが本来の「わんこそば」の楽しみ方なのです。

そばにつゆが絡みやすいように、鴨南蛮には少しとろみがつけられている。身が引き締まったカモ肉も旨い。「鴨せいろ」1,050円

あの宮沢賢治も訪れたという名店のそばは、自家製の二八そばがこだわり。もちろんだしも特製で、かつお節や昆布は産地指定の逸品を使用しています。そんなおいしいだしを余す所なく味わえるのが、「嘉司屋」の一番人気メニュー「鴨せいろ」。冷たいざるそばを、温かい鴨南蛮にくぐらせていただきます。カモの旨みがにじみ出ただしは、しっかりとした味わいなのにくどくなく、喉越しはすっきり。甘辛い鴨南蛮とそばの風味が絡み合い、あっという間にたいらげてしまうほどです。シメのそば湯で、最後までそばの旨さを堪能しましょう。

「嘉司屋」までは、いわて花巻空港から車で約10分。宮沢賢治の生家からもほど近い
TEL | 0198-22-3322 |
営業時間 | 11:00~14:20 17:00~21:00 |
定休日 | 水曜 |
駐車場 | あり |
住 所 | 岩手県花巻市東町2-19 |