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  • 静岡から、日本を変えたい
    静岡から、日本を変えたい

    地元静岡から名古屋に行くような感覚で、鹿児島や熊本に行けたら、必ず地方は活性化するはずー
    その信念のもと、FDAは「高速で、ダイレクトに地方都市間を結ぶ」リージョナルエアラインとして、
    2009年7月に地元静岡空港から運航を開始しました。

    その理想を実現するために選ばれたのが、小型ジェット旅客機エンブラエル170/175。
    小型機ながらも、ゆったりと静かで快適な空の旅を提供する乗り心地の良さが魅力的で、FDAの『快適で、
    上質な空の旅』を届けるというモットーをしっかりと形にしています。

    また、その機体を彩るカラフルな色は、彩り豊かに輝く未来の象徴。
    「静岡から日本を変える」という強い意気込みと夢・感動・楽しさを乗せて、今日も地方と地方を結んでいます。

  • マルチカラーにかける想い
    マルチカラーにかける想い

    FDAの大きな特徴ともいえる、1機ごとに色が異なるカラフルな機体。
    私たちはこの機体のカラーリングを「マルチカラーコンセプト」と呼んでいます。

    小型ジェット旅客機を採用していますが、このカラフルな機体のおかげでみなさまに覚えてもらいやすく、目的地に到着された後に機体と一緒に写真を撮っていただくことも多いです。

    もうひとつ、この「マルチカラーコンセプト」にはFDAの大きな想いも込められています。
    FDAは、全国の各地方がそれぞれ固有の文化を維持しながら、独自の色で輝いているーー日本はそうした元気な地方の集合体であると考えています。
    その地方の色は赤であったり、青であったり色とりどりであるはず。
    そんな魅力ある地方同士を結ぶ翼となって、彩り豊かな日本をつくりたいという想いが、機体の色には込められています。

  • FDAのはじめてのフライト
    FDAのはじめてのフライト

    FDAのはじめてのフライトは2009年7月23日。

    雨上がりの富士山静岡空港から2機で就航。
    7時35分発の静岡→小松行き、1号機が記念すべき初便となりました。
    静岡空港では、『静岡=小松』線、『静岡=熊本』線、『静岡=鹿児島』線の3路線の就航セレモニーが開かれました。

    1号機のドリームレッド、2号機のライトブルーの2機から始まったFDA。
    その機体の尾翼には「静岡から、日本を変える」という強い意志をこめて、朝日が富士山に降り注いで輝いている、明るく力強いシンボルマークをのせています。

    その機体も2019年6月現在では、14機まで増えて地方と地方、そして人と人を結びつづけながら、
    日本の空を彩り続けています。

  • プロフェッショナル育成プログラム
    プロフェッショナル育成プログラム

    日々の安全で快適な運航を支えているのは、運航乗務員と客室乗務員、それぞれのプロフェッショナルな仕事の積み重ねです。

    運航開始当初は、他エアラインからの転職者が中心でしたが、2009年10月にフル・フライト・シミュレーターを導入し、トレーニングセンターを開所したことにより、運航乗務員や整備士の迅速な育成が可能になりました。
    このシミュレーターの導入は、航空業界では20機程度の機体を所有するようになってから購入することが一般的だったため、2機のみの時期に導入することは驚きの目で見られました。

    また、2012年には、客室乗務員訓練モックアップを導入。
    定期的な訓練を行い、お客さまに寄り添ったサービスとくつろげる雰囲気づくりを実現するため、日々尽力しています。

  • 「連続式耐空証明書」の取得
    「連続式耐空証明書」の取得

    航空機を安全に運航するためには、自動車の車検のように定期的に検査を受けて、基準を満たした機体は国土交通省から「耐空証明」を交付してもらう必要があります。

    原則として年1回の検査を受けるのが通常ですが、航空機の整備や監査の体制が一定の条件を満たしていると国土交通省から認められた場合、「連続式耐空証明書」が公布され、年1回の検査が不要となります。

    この「連続式耐空証明書」をFDAは、2018年4月に取得しました。
    これは大手航空会社グループに属さない独立系リージョナルエアラインとしては日本初で、エンブラエル社製ERJ170型機を運用する日本の航空会社としても初めてのことでした。
    FDAの整備品質の高さがこの点にも表れています。

  • 「定時性」世界1位
    「定時性」世界1位

    FDAは開業以来、運航品質、整備品質工場に向けて努力をし続けてきました。
    その証明として、定時運航率・定時出発率において、安心の実績を挙げています。

    2016年6月、エンブラエル社のERJ170/175を運航する世界25社のうち、出発予定時刻15分以内に出発した便の割合ーーつまり定時出発率で99.85%を記録して第1位となりました。

    2018年11月には、世界の航空関連情報を提供する英国のOAG(Official Airline Guide)から、15分未満の遅延で到着した定時運航率のエアライン別ランキングにおいてFDAが単独首位を獲得したことが発表されました。
    さらに、定時運航率の空港別ランキングでも名古屋(小牧)空港が第一位に。
    同空港に就航している定期便エアラインはFDAだけであり、FDAの運航品質の高さを示しています。

  • 就航地の魅力を伝える伝道師
    就航地の魅力を伝える伝道師

    FDAは、地方と地方を結ぶ路線をつくることを通して、利便性を高めるだけでなく、観光やビジネス、帰省など来訪者を増やす機会をつくり、地方の活性化を支えています。

    路線開拓以外にも、地方自治体や地元企業とのコラボレーションを積極的に行なっています。

    例えば、機内サービスでは、就航地のさまざまな特産品の提供を続けています。2011年から現在まで、4号機*のグリーンカラーが信州の山々を想起させることから、松本市観光大使に任命されるなど、各地方の魅力を伝える一翼を担っています。

    また、2011年8月から毎年、青森ねぶた祭にFDAの制服を着た客室乗務員や社員が参加して盛り上げ、地方の文化を伝えるための下支えもしています。

    *2016年にグリーンの新造機である11号機を導入したことにより、現在では松本市観光大使の役目を11号機に引き継いでいます。

  • 年間1,000便以上のチャーター便
    年間1,000便以上のチャーター便が飛んでいます

    FDAのチャーター便は、2009年10月から旅行会社と提携して運航をスタートしました。
    大まかに、夏は北海道、冬は沖縄、そのほかの時期は定期便の就航が少ない全国各地の離島に向けてチャーター便を展開しています。

    就航空港と便数を年々増やし、2019年現在では日本全国64空港に就航し、年間1,000便以上が日本の空を飛び回るまでになりました。

    チャーター便のなかには、機内サービスで特産品のお菓子を提供するなどして、お客さまにお土産に購入したい、またその地方を訪れたいと思っていただけるよう、地方の魅力づくりの取り組みにな形でサポートしています。FDAは地方同士をダイレクトに結ぶ翼として羽ばたいていきます。

  • 飛行機の購入から輸入まで
    飛行機の購入から輸入まで

    FDAが使用する飛行機は、小型ながら低燃費で、広々とした客室空間を誇るエンブラエル機を採用しています。ブラジルを本拠とし、生産拠点も同地にあるエンブラエル社製の飛行機の購入から導入までには、綿密な準備が必要です。

    この受け入れ準備を担当するのは、経営企画部のスタッフです。
    新規路線の開設や増便など、路線便数計画の策定も担いますが、新機材の導入に関わる手続きもまた、経営企画部の最重要任務のひとつです。

    航空機そのものを輸送するための飛行をフェリーフライトと呼びます。ブラジルから日本に到着するまでに経由する世界8空港への乗り入れ調整のほか、国土交通省や到着する空港への申請などが必要になります。この準備だけで、約3ヶ月間、膨大な書類のやりとりが必要になります。

    また、機材が到着するとすぐに輸入通関手続きを行いますが、その手続きが終わるまでは機体に触れることも許されません。この手続きが晴れて完了したあとは、整備士が運航準備に着手し、就航日を迎えます。

  • 安全運航を支える“保安要員”
    安全運航を支える“保安要員”

    揃いの制服に身を包み、笑顔で機内サービスに従事する客室乗務員は、一見華やかな印象があります。しかし、客室乗務員はお客さまの快適な旅をサポートするだけでなく、航空機の安全運航を支える重要な”保安要員”でもあります。

    FDAでは、入社後約3ヶ月間におよぶ厳しい初期訓練をクリアした客室乗務員だけが、正式に着任することができ、着任後も年に1回、非常救難訓練を実施しています。
    非常救難訓練では、実技とともに基礎知識を確認する筆記試験や事例研究、非常用装備品の使用方法の確認を行っています。

    さらには、パイロットと合同で総合訓練を行うことで、緊急時の連携力の向上も図っています。

    FDAが運航する飛行機は80席クラスの小型ジェット機のため、お客さまとの距離が近く、緊急時には五感をフルに働かせてお客さまへ配慮をしていくことが重要です。客室乗務員は平時から自分のセンサーを磨いていくことを、訓練を通して学んでいます。

    客室乗務員は笑顔の裏で常に緊急時のシミュレーションを行っています。日々最善の対応ができる態勢を整えていますので、安心してFDAの空の旅をお楽しみください。

  • “機材繰り”というパズル
    “機材繰り”というパズル

    FDAの特徴のひとつとして、1機ごとに色が異なる“マルチカラーコンセプト”を採用しています。そのため、「どの色の飛行機がどの路線を飛ぶのか、どうやって決まるの?」といった問い合わせをいただくことが多いのですが、その時々の状況によって編成されるため、特定の色の飛行機が特定の路線を飛ぶことはありません。

    この編成を決める過程を“機材繰り”と呼んでいます。基本的には、各機体の整備日程を最優先事項として、整備実施期限を守りながら就航自治体のイベントや関係各部門からの調整、整備効率を配慮して計画を立てています。

    整備実施期限を守りながら、整備以外の配慮をどれだけ織り込めるかが腕の見せどころ。たとえば、チャーター便を複数回飛ばす場合はFDAならではのカラフルな機体をみなさまにご覧いただきたいという想いから、可能な限り機材の色を変えています。

    14の機体毎に整備の手配と運航スケジュールにあてはめていく作業は、まるでパズルのように複雑です。例えば、天候不良などによるイレギュラー運航が発生した場合は、その都度細やかな変更を行いながら、整備実施期限に遅れてしまわぬように、計画を組み直します。

    「今日は何色の飛行機だろう?」

    最善かつ細心の注意を払いつつ、お客さまの期待に応えていけるように、日々パズルのような機材繰りを行っています。

  • お客さまが初めて接するFDAの顔
    お客さまが初めて接するFDAの顔

    昨今、電話による航空券の予約は減少し、インターネットでの航空券予約が拡大し続けています。そのため、空港カウンターでの搭乗手続き業務を主とする空港の旅客スタッフは、お客さまが初めて接する”FDAの顔“といえます。

    旅客スタッフは空港カウンターでの接客を行うイメージが強いですが、実はそれだけではありません。お客さまが搭乗便へ向かう際のご案内と安全確保、お客さまの情報を客室乗務員へ伝え、円滑なオペレーションを支援する役回りなど多岐にわたります。

    時には、出発間際のお客さまに付き添い、走りながら搭乗口までご案内することもあります。どんな時でも、オンタイムな運航を目指し、ひとつひとつの便を安全かつ快適に運航できるよう、地上からサポートしています。

  • 被災地救援特別便
    被災地救援特別便

    2011年3月11日に東日本大震災が発生。

    FDAは航空会社として何かできることはないかと考え、救援機の運航を実施しました。FDAの本社がある静岡県や静岡県医師会などと連携し、静岡空港から花巻空港へ、4月1日までの間、計5回におよぶ救援機を運航。 この救援機には、医師会によって構成された医療チームをはじめ、静岡県内の各自治体の職員やボランティア団体の方々のほか、救援物資や医薬品なども乗せていました。

    救援機として用意された最初の便では、輸送物資が多く、すべての物資を貨物室に積み込むことができなかったため、客室にも積載しながら飛び立ちました。花巻空港に到着したのは、すべての定期便運航が終了した22時頃でした。

    そのため、物資を運び出す人手が少なかったのですが、同乗していたFDAの社長を含め、社員総出で荷物を運び出しました。

  • 安全のバトンリレー
    安全のバトンリレー

    旅客機の整備作業は大きくわけてふたつあります。
    ひとつ目は、数年ごとに内部構造がむき出しになるほど分解し、隅々まで点検する重整備。ふたつ目は、朝一番の運航前や最終便到着後の点検、フライトの合間に不具合が生じた場合の修理などを行うライン整備です。

    FDAが使用する飛行機では、不具合を事前に予防するため、約1,500項目について点検や交換などを行う時期が定められており、整備士がマニュアルに沿って正確に作業を行っています。
    整備士のなかでも整備確認主任者は、日々のライン整備において飛行機が安全に飛べる状況であるかの最終判断を下す、重要な責務を担っています。

    この整備確認主任者として認められるには、難易度の高い”一等航空整備士”の国家資格を取得した後に、約1年間にわたる訓練と社内審査をパスすることが必要になります。

    旅客機を飛ばすためには、常にこの”整備確認主任者“の的確な判断が求められます。時には不具合が生じ急を要することもありますが、どんな時でも整備士の目線で冷静に判断を下さなければなりません。

    旅客機が運航する合間の限られた時間の中で、仲間と連携しながらスピードと正確さをもって安全性を追求する。安全であることを示す署名をするときには、自信を機長に託しています。

  • 空飛ぶ観光大使
    空飛ぶ観光大使

    FDAの飛行機は、1機ごとに色が異なるマルチカラーコンセプトを採用し、現在まで13色の機体を展開して日本の空を明るく彩ってきました。

    そのなかで4号機は、信州の山々を連想させ、松本市のイメージカラーのグリーンであることから、2011年に松本市観光大使という大役を仰せつかりました。
    航空業界でも飛行機が観光大使を任命されることは初めてのことでした。
    同年7月15日には、信州まつもと空港で任命式とお披露目式が行われ、松本市のマスコットキャラクター「アルプちゃん」を機体にプリントした4号機が飛び立ちました。

    2016年6月には、同じグリーンの新造機である11号機が導入されたことから、松本市観光大使の役目を4号機から引き継ぎ、現在も各就航地で松本市の観光誘引につながるようグリーンの機体でPRをしています。

  • “ドリームレッド”を取り戻せ!
    “ドリームレッド”を取り戻せ!

    2017年、1号機であるドリームレッドの機体は、重整備を迎えるタイミングに合わせて、鮮やかな機体カラーを取り戻すためのオーバーペイント(塗装の上塗り)をしました。

    機体を全面塗装するには、作業用の足場を機体の周りに組むことから始まり、古い塗装を機械や手作業で丁寧に削ぎ落とすサンディング作業に約2日、その後に塗装が始まり、塗装完了までに約10日間。胴体やエンジン、尾翼などとセクションごとに分けて塗装作業は進められます。この期間で使用された塗料は、トータルで約170リットルにのぼります。

    このリペイントは、コーポレートカラーでもある“ドリームレッド”の鮮やかな機体色を取り戻すと同時に、私たちFDA社員に初心を思い出させてくれる大きなイベントでもあり、お客さまからも「きれいになってよかったね」というお言葉をたくさんいただきました。