神々の物語が息づくまち、島根県。

ご縁を結ぶ出雲大社をはじめ、神々ゆかりの地があちらこちらに残っています。

日本最古の歴史を誇る温泉、玉造温泉もそのうちの一つ。

「一度入浴すればお肌が若返るようになり、

二度入浴すればどんな病も治癒してしまう。

その効能が効かなかった事はないので、人々は神の湯と呼んでいる」とは、

1300年前に編纂された『出雲国風土記』から。

ご縁と美肌を叶え、山陰の美味を探しに、週末ふらりと出掛けませんか。

お得なきっぷなら

縁結びパーフェクトチケット

出雲路をめぐる電車やバスが3日間乗り放題。

観光施設の割引特典もあります。

[有効区間]一畑電車・一畑バス・松江市営バス・

出雲空港連絡バス・米子空港連絡バス

[料金]大人:3,000円(2020年4月より改定予定)

[問合せ]一畑電車 ℡/0853-62-3383

出雲大社

大国主大神のご神体が鎮座するご本殿は、高さ24mと日本一の大きさを誇り、日本最古の建築様式『大社造』で造られています。

『だいこくさま』として親しまれている大国主大神おおくにぬしのおおかみをご祭神とする出雲大社いずもおおやしろ。日本書紀によれば創建は斉明さいめい天皇5年(659)以前とされ、国護りのために神々によって建てられました。あらゆる縁を結ぶ神様として知られ、旧暦の10月に行う神在祭かみありさいでは八百万やおよろずの神が集まり、縁結び会議が開かれます。参拝するなら正面の勢溜せいだまりの大鳥居から、神さまの家を訪れる気持ちで一礼を忘れずに。

神楽殿は長さ13.6m、太さ8m、重さ5.2tもある日本最大級のしめ縄が圧巻!

銅の鳥居から拝殿、ご本殿を臨む。『平成の大遷宮』が行われ、ご本殿をはじめ、境内や社殿が美しく生まれ変わりました。お参りは『二礼・四拍手・一礼』という出雲特有の参拝法で。

住/出雲市大社町杵築東195

℡/0853-53-3100

拝/6:30~20:00(季節により異なる)

休/年中無休 駐/385台(季節により異なる)

交/一畑電車大社線・出雲大社前駅から徒歩5分

出雲そばといえば、そばの実を殻のまま挽き、割子と呼ばれる器に盛り分けた『割子そば』と、温かい『釜揚げそば』。出雲そば田中屋では島根や鳥取などのそばの実を石臼挽きし、毎朝手打ちしています。品の良い甘さのつゆは、昆布・うるめ節ベースのだしと、町内の泉屋醤油で仕上げたもの。この甘み、砂糖ではなく出雲伝統の調味料『地伝酒じでんしゅ』のなせる業だとか。店舗裏の分店は、待ち時間を楽しくしてくれます。

ハート形の白玉や結んだそばが浮かぶ『縁結びそばぜんざい』 650円(別)。丁寧に炊き上げた北海道産小豆のほっくり感が美味。

とろろ・揚げ玉と大根おろし・温泉玉子からなる『三色割子そば』 1,140円(別)

1.お店は出雲大社、勢溜(せいだまり)の大鳥居から目と鼻の先。2.混み合う時間帯は、裏手の田中屋分店へ。3代目のお気に入り、東出雲のいまみや工房などの器や生そば、ガレットミックスなどが並びます。

住/出雲市大社町杵築東364

℡/0853-53-2351

営/11:00~16:00(そばがなくなり次第)

休/木曜日(臨時休業あり) 駐/なし

交/一畑電車大社線・出雲大社前駅から徒歩7分

門前町の路地裏、築160年の建物を活かしたショップ兼チョコレート工場。対面販売だから分からないことはスタッフに尋ねてみて。

一息しながらお土産を探すなら、okinogami blue cacao’sオキノガミブルーカカオズへ。カカオ豆の焙煎から加工まで一貫して行う Bean to Bar ショップで、ガラス戸一枚を挟み製作風景を見ることができます。カカオ豆の産地ごとの特色を引き出すため、原料はカカオと砂糖のみ。ホッと安らぐ『カカオミルク』や『ほっとちょこれーと』もどうぞ。

『カカオキャラメルチョコレート味』や『カカオ茶』など、アイデアあふれる商品もチェックしてみて。

さらりとしながらチョコの風味が豊かな『ほっとちょこれーと』 600円(別)

1.乳化剤を使っていないから、カカオバターとミルク本来の風味が楽しめる『ホワイトチョコレート』 830円 2.濃厚なお茶の香りが鼻から抜ける『出雲抹茶チョコレート』 1,170円。出雲産の抹茶と碾茶を使用。3.優しい甘みの後、かすかな苦味がアクセントになる『トーゴ』 750円 ※全て税別

住/出雲市大社町杵築南765-1

℡/0853-53-5310

営/10:00~18:00

休/不定休

駐/6台

交/一畑電車・出雲大社前駅から徒歩5分

出雲大社造営の棟梁が手掛けた長屋門を入って正面は、現在も山本家が暮らす母屋。

日用品の中に『美』を見出した民藝の精神に感銘を受け、豪農山本家が邸宅を寄付。昭和49年に出雲民藝館が開館しました。本館には、布志名焼ふじなやき石見焼いわみやきといった陶磁器、染織り、木工品が悠々と展示され、伸びやかな姿に魅了されます。売店には、山陰を中心とした現代の道具がずらり。使い道を想像するだけでワクワクします。

1.2.売店は、松江にある器の人気店『objects』が監修。出西窯(しゅっさいがま)、袖師窯(そでしがま)、湯町窯(ゆまちがま)など、島根を代表する窯の品々が大充実!3.木材蔵を改装した西館では、かつて使われていた全国各地の農工具のほか、昭和50年代に途絶えた出雲・大津の陶器も展示。4.本館では、2020年4月5日まで『武内晴二郎(せいじろう)展』を開催。かつて3,000俵もの米俵を収蔵していました。

住/出雲市知井宮町628

℡/0853-22-6397

営/10:00~17:00

(入館は16:30まで)

休/月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

駐/12台

料/大人 500円、小人 100円

交/JR西出雲駅から徒歩10分

『のどぐろのフィッシュ&チップス』 1,000円(込)、オリジナルクラフトビール『パンキッシュIPA』と『レッドIPA』 各900円(込)。スコットランドのパンクIPAへのオマージュとして作ったパンキッシュは、フルーティーでいて余韻がしっかり。正統派IPA派はレッドがオススメ。

渇いた喉を潤してくれるのは、Izumo Brewing Co.イズモブルーイングカンパニー。「小規模醸造法を編み出した石見麦酒との出会いがオープンのきっかけです」と話すのは、店主の丸尾聖治せいじさん。ビール好きが高じ、2019年10月、ビール工場を併設したこちらのビアバーを始めました。オリジナルを含め、12種類の山陰クラフトビールをタップで提供。今後は出雲のホップや大麦、酵母での醸造を目指すそう。個性豊かな味わいが出雲の旅を彩ります。

住/出雲市今市町703-1

℡/0853-31-9231

営/13:00~21:00(L.O.20:30)

休/日・月曜日

駐/なし

交/JR出雲市駅から徒歩8分

石見麦酒の『アメリカンウィート』 900円(込)は、柑橘ピールの香りが華やか!

お昼過ぎから営業しているから、休日ならではのお楽しみ『昼飲み』ができちゃいます。

1.2015年、国宝に指定された松江城。高さ208cmの鯱鉾は、現存する木造のものとしては最大。2.八雲がセツ夫人と約5ヶ月暮らしていた小泉八雲旧居。3.日本の道100選にも選ばれている塩見縄手。『塩見』はこの地に住み、異例の出世を遂げた武士の名前、『縄手』は縄のように細く延びた道という意味。

黒を基調とした荘厳な雰囲気の国宝松江城は、浜松城主を務めた後、松江に移った堀尾吉晴が慶長16年(1611)に築城しました。現存する12天守の一つで、平面規模は全国で2番目、高さは3番目の規模を誇ります。城から馬洗池うまあらいいけ方面へ降りた堀沿いには武家屋敷が並ぶ『塩見縄手しおみなわて』。通りには小泉八雲旧居や記念館があり、江戸時代気分が味わえます。

住/松江市殿町1-5 ℡/0852-21-4030

登/8:30~16:30受付(季節により異なる)

休/年中無休 料/680円

駐/松江城大手前駐車場67台

城西駐車場158台(各有料)

交/市営ぐるっと松江レイクラインバス

松江城大手前下車すぐ

1.船頭歴10年の高田郁子さん。先輩方が作詞作曲した『堀川音頭』で盛り上がります♪2.堀川にある17の橋のうち、4つは橋桁が低いため船の屋根が下がってきてドキドキ! 3.一回の乗船は約50分。同日中は何度でも3ヶ所の乗船場で乗り降り自由。

松江城に来たなら、城をぐるりと囲む堀川をクルーズ! ぐるっと松江堀川めぐりでは、小さな遊覧船から昔の面影を残す風景が楽しめます。冬場は豆炭こたつ完備で、ぬくぬく。見どころがたくさんあり、名調子の船頭さんが飽きさせません。

住/松江市黒田町507-1(堀川ふれあい広場乗船場)

℡/0852-27-0417 営/9:00~16:00(季節により異なる)※20~30分間隔で運航

休/年中無休 駐/提携駐車場あり 料/1,500円

交/市営ぐるっと松江レイクラインバス・堀川遊覧船乗場下車徒歩2分

松江城を望むビュースポット。

喫茶きはるの入口で出迎えてくれるのは現代の名工、伊丹二夫いたみつぎおさん。創作和菓子を作り上げる様子を間近に見ながら気になるお菓子を選べます。日本庭園を臨む大広間では、一人の時間をゆっくり過ごす女性の姿がちらほら。島根産の抹茶と和菓子でほっこりしましょう。

1.器の底まで楽しみな『抹茶パフェ』 670円(込)2.大広間に座ると松江城天守がちらりと顔をのぞかせます。

住/松江市殿町279 松江歴史館内 ℡/0852-32-1607

営/9:00~16:30(L.O.) 休/第3木曜日(祝日の場合は翌日) 駐/15台

交/ぐるっと松江レイクラインバス・堀川遊覧船乗り場下車徒歩3分

『抹茶と和菓子セット』 820円(込)。和菓子は定番から季節のものまで8種類ほどから選んで。写真のわらび餅は、本わらび粉を使用した上品な風味が名物たるゆえん。

建物は周囲と調和し、対岸の宍道湖温泉からの眺望も美しい。

宍道湖しんじこ畔に建つ島根県立美術館は、水との調和がテーマ。菊竹清訓きくたけきよのり氏設計の建物を目的に訪れる人も多いそう。全面ガラス張りのロビーは無料開放しているから、夕日に染まる時間帯に訪れるのも素敵。

住/松江市袖師町1-5

℡/0852-55-4700

営/10:00~18:30(季節により異なる)

※展示室への入場は閉館30分前まで

休/火曜日、12/28~1/1

駐/230台(3時間無料)

料/300円(展示観覧は別途)

交/JR松江駅から徒歩15分

野外彫刻作品『宍道湖うさぎ』。前から2番目のウサギをなでると幸せをもたらすとか。

門をくぐると目に入る見事な庭園。

1300年前から美肌の湯と称えられる『玉造温泉たまつくりおんせん』。温泉街にある佳翠苑皆美かすいえんみなみは、棟方志功や松本清張なども逗留とうりゅうしたことがある名宿です。喫茶コーナーでチェックインをすませたら、足湯で体を暖めて散策に出掛けるもよし、客室でくつろぐもよし。夕食や朝食では、山海の幸が堪能できます。

住/松江市玉湯町玉造温泉1218-8 駐/80台

℡/0852-62-0331 交/JR玉造温泉駅から無料送迎あり

1.大きな窓が気持ちいい客室は、純和風の設えや源泉かけ流しの露天風呂が付いたタイプも。2.温泉街や山々を借景にした展望露天風呂『天遊の湯』。3.7時から22時まで利用できる足湯スペース。温泉水を含ませたタオルを顔に当てる美顔入浴もできます。

1.大きな窓が気持ちいい客室は、純和風の設えや源泉かけ流しの露天風呂が付いたタイプも。2.温泉街や山々を借景にした展望露天風呂『天遊の湯』。3.7時から22時まで利用できる足湯スペース。温泉水を含ませたタオルを顔に当てる美顔入浴もできます。

温泉ソムリエの資格を持つ知識豊富なスタッフが丁寧に案内してくれます。

「玉造温泉の良さを知ってほしい!」との思いでスキンケア商品を開発する玉造温泉美肌研究所ひめラボ。玉造温泉水を科学的に分析したところ、「天然化粧水」といえるほど美肌作用が期待できると評価されました。その温泉水配合の商品は保湿効果が抜群!

住/松江市玉湯町玉造46-4 ℡/0852-62-1556

営/月~木曜日 8:30~19:00、金~日・祝日 8:30~21:30

休/不定休 駐/なし 交/一畑バス・姫神広場下車すぐ