INTERVIEW02
パイロット/副操縦士
2013年入社

現在は機長に昇格し乗務中

60空港へ飛ぶ。経験が積み上がる

北へ。南へ。海流の中の島へ。
山脈に囲まれた空港や、雪国の小さな空港へも。
規模も、設備も、気象条件も地理的特性も
すべてが異なる空港ひとつひとつへのフライト。
FDAでしか経験できない仕事であり、どれもが、
パイロットとして歩む私の貴重な財産になります。

My Story

飛行時間と同時に、
飛行の「質」がパイロットの技術を磨く。
FDAには、そのチャンスが広がっています。
後にも記しますが、「飛行時間3000時間以上」が、社内規定における機長への昇格の条件のひとつです。条件としてはFDAに限らず一般的なものでしょう。パイロットの経験は、まずは飛行時間という客観的尺度で測られるべきものです。しかし同時に、技量を磨く上では、経験の「質的側面」も重要ではないかと考えます。FDAには、定期便のみならずチャーター便があり、60以上の多種多様な空港へ飛行するというパイロットとして成長することのできる環境が整っています。
責任と誇りを併せ持つ高度な専門職。
だからこそ、「社会に必要とされる」パイロットになりたい。
パイロットとは確かに、極めて高度な専門性を持った、ある意味特別な職業です。しかし、フライトが終われば普通の人間であるということを、忘れずにいるべきかもしれません。FDAが積極的に取り組むチャーター便。その乗務では、就航先においてお客様と同じ経路を移動することが多いです。そこでお客様と交わす会話に、同じように旅を愛し、空に夢を描く人間としての心のつながりを感じます。FDAは「社会に必要とされる」会社でありたいと考えます。モビリティーを担うことで地方活性化の一助になりたいのです。一人ひとりの思いを運ぶ、そのようなパイロットになりたいです。

Question

仕事のことや気になるポイントを聞きました
FDAへの関心を軸に、就職活動までを振り返ってください。
パイロット志望のすべての方に共通だと思いますが、私も小さい頃からこの仕事に就くことを強く希望していました。パイロット養成コースのある大学を選び、アメリカにて2年間の基礎課程訓練を受けました。就職に当たっては、2011年当時、LCC台頭の中、小型ながらも最新鋭の「リージョナルジェット」を擁し、日本全国の空港へ就航している点で、FDAに魅力を感じました。
「リージョナル」が決め手のひとつだったのですか?
世界の航空業界にイノベーションを起こしたと言われるリージョナルジェット、中でもエンブラエル社の個性的な最新鋭機材を用いていることに注目しました。また、日本の航空会社において単一機種で最も多くの空港へ飛んでいることも、とても魅力に感じました。それだけ多種多様な飛行経験を積めると予想したからです。
今のお仕事について
最新のデータでは、チャーター便を含め、FDAは国内64もの空港へ飛んでいるのです。現在の主要業務は、副操縦士として、定期便・チャーター便および訓練便の乗務を行うことです。またFMS Databaseの管理も担当しています。
FDAのチャーター便について
FDAにはユニークなところが数多くありますが、チャーター便を「主力業務」のひとつと位置づけている点は、とても興味深いと思います。南・北・離島・小規模空港・・・。定期便だけでは経験できないような飛行課題に直面し、困難もありますが、そのたびごとに経験の質を高めていけると実感しています。パイロットにとって、技術を磨く点では、他にはない絶好の環境です。
FDAのパイロットにはどんな人がいますか?
これまたユニークな方が多いです。年齢層や経験の幅も広いですし、その意味でも経験を積むには好適ですね。機長-副操縦士の「上下関係」が気になる方もおられるかと思いますが、副操縦士から「ものが言いにくい」というような過剰な緊張感(権威勾配)はありません。もちろんフライト中は真剣そのものですが、その緊張感の中でも、各自の役割に沿ってのフラットなコミュニケーションをしっかりと行っています。また、航空業界に知らぬ者のない「スーパーレジェンド・キャプテン」が在籍されており、沢山の経験談を伝えてくれます。
最後に、パイロットの育成体制を教えてください。
新卒(未経験者)の場合の流れを記します。入社後、整備の現場など他部門で研修を兼ねた勤務(約1年)→副操縦士訓練開始→JET FAMからSystem G/S、SIM、OJTまで約1年で終了。副操縦士から機長へは、30歳以上/飛行時間3000時間以上/エアライン経験2年以上で、部内選考を経て昇格。最近の平均的な数字としては、副操縦士経験4~6年での昇格が一般的です。