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新潟

寿司・海鮮 たはら

「幻の味、いただきます」

新潟といえば、旨い魚と旨い米。よって、目指すはすし屋である。

JR新潟駅からタクシーを5分ほど飛ばして向かったのは、鮮魚店直営の『寿司・海鮮たはら』。魚のプロの目利きとすし職人の技が融合した地元で人気の店だ。

カウンターには鮮魚店の冷蔵ケースを模した平たいネタケースがあり、日本海の魚がずらりと並んでいる。魚好きには堪らないその光景に、思わずにやり。訊けば、この場所に『田原鮮魚店』を創業して50余年。その鮮魚店を移転し、すし屋を開いて今年で20年になるそうだ。この道足掛け70年の極意や如何に。

まずは熱燗とアテを注文。これでもかというほど南蛮エビを詰め込んだ『えび真丈揚げ』に鮮魚店直営ならではのサービス精神を感じつつ、店主おすすめの『おまかせすし(松)』を頼む。近海ものを中心としたネタ10貫で3,500円と明朗会計なのがうれしい。「魚屋がやっているから安くて新鮮。ネタも豊富で、特に白身の魚は多くそろえています」。この日厳選された新潟産の白身は、アラとノドグロ。アラは水揚げが少なく幻の魚ともいわれる高級魚。それを気軽にいただけるのも鮮魚店直営ならでは。

「幻の味、いただきます」……うむ、こりっと締まった食感とほのかな甘みに自然と瞼が閉じる。おなじみのノドグロはさっと炙られ香ばしい。とろける脂が舌の上から消えてしまわぬうちに、淡麗辛口の冷酒を流し込む。

白身は(多い時は)8種類ほどそろうというから好き者は堪らない。変わり種のニシンやハタハタ、メバルなどを握ることもあるそうだ。一貫ごとに魚の薀蓄を楽しみながら、お腹も興味も膨らんでいく。気付けば魚屋での買い物よろしく目の前のネタケースを指さして「これ、何ですか?」攻撃。

今宵は10貫では終われそうにない。

貝柱と削り節のだしを含んだ里芋が体に染みる『のっぺ』780円。ひんやり、つるりとしたのど越しは冷酒のアテにぴったり。
『えび真丈揚げ』900円。すり身はつなぎ程度で、新潟産の南蛮エビが贅沢に使われているのが特徴。食感は“ふわふわ”ではなく“ぷりっぷり”だ。
秋田杉の一枚板が見事なカウンターは全9席。1階の小上がりには4人掛けの掘りごたつ席が三つ。2階には24人までの座敷がある。

新潟

寿司・海鮮 たはら

住 所
新潟県新潟市中央区営所通2-709-2
TEL
025-222-3181
営業時間
11:30~14:00、17:00~22:30
定休日
月曜(祝日の場合は翌日)、12月31日・1月3日

※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.18号(2017年3月発行)掲載時のものです。

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