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囲炉裏を囲んでの夕食。摘みたてクレソンと豚肉のしゃぶしゃぶ。ホダ木栽培のシイタケと地元伝統食のきび餅は、炭火で焼きながら。干し柿、地鶏の『土佐ジロー』の卵、四万十川で釣った鮎の塩焼き、キノコの炊き込みご飯といった具合に、豊かな土地の恵みがずらりと囲炉裏端に並ぶ。無農薬野菜のサラダは自家製の梅酢ドレッシングで。

高知

農家民宿 はこば

「今日も獲れたて
四万十の恵み」

四万十町の奥の院、山間の小さな集落にある『農家民宿はこば』まで田辺さんの料理を食べにきた。近くを流れる中津川は、四万十川の支流のまた支流。いわば清流の源だ。古くからの沈下橋の隙間を流れるせせらぎの音。四方を囲む山からの風を味わいながら農道を散歩すれば、すれ違う人が皆「ああ、田辺さんとこの」と笑顔で挨拶してくれる。

宿の主、田辺客子(ひとこ)さんは、民宿を経営しながら、昔ながらの自給自足農業を続けている。ちょうど夕食の用意を始めるところだと聞いて、食材の収穫からご一緒させていただくことにした。土の香りに包まれた大根を引き抜き、ホダ木栽培のシイタケをグイともぎ取る。それらはほどなく田辺さんの手料理に姿を変えて、囲炉裏をぐるりと取り囲む。

地元ブランドの豚と一緒にしゃぶしゃぶにするのは、清流に自生したクレソンの摘みたて。ピリッと辛く、葉が大きい。以前、有名フレンチ店で「なかなか手に入らない天然もの」だと、うやうやしく出されたものと同じである。

どれから食べようか迷う時間もまた楽しい。ひとり占めできる時間は十二分にあるのだ。

採れたてシイタケの自家製ピザ。地元特産のフルーツトマトをたっぷり使ったソースの甘味や香ばしいシイタケが豊かな風味を演出。
ホダ木栽培のシイタケは、毎日使う分だけを収穫。採れたての生命力にあふれた食材の風味を活かした手料理がふるまわれる。
宿の周囲には田辺さんの畑や水田が広がる。四季の野菜を有機肥料と無農薬で育て、その日の食材に必要な分だけを収穫する。
室内には簡易キッチンがあり、宿泊客が簡単な調理を行うことができる。田辺さんに郷土料理の手ほどきを受けてもいい。

高知

農家民宿 はこば

住 所
高知県高岡郡四万十町大正中津川146
TEL
0880-27-5305
※1名1泊、7,000円(夕朝食付き)

※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.15号(2016年3月発行)掲載時のものです。

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