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福岡

第三共進丸

「玄界灘の魚と百円焼酎。
超マイペースにカウンター呑み」

繁華街を歩いていると、無意識のうちに足が止まることがある。なんだか気になる店……。でも、一見とあってはハードルが高い。それでも胸がざわめく時には、ままよと暖簾(のれん)を潜るに限る。そして「いらっしゃい!」という威勢のよい声が聞こえたら、迷わずカウンター席に陣取ってしまおう。

福岡市民の台所、『福岡市中央卸売市場』に近い那の津通りを歩いていると、“焼酎一杯百円”という魅惑的な看板が目に留まった。店の中からは、さんざめく人の気配。「うん、この気配、悪くない」。勢いよく店に入り、常連のごとくカウンター席にストンと陣取った。

訊けば店名の『第三共進丸』は実際のイカ漁に使われていた漁船の名で、なるほど大将は常連客から“船長”と呼ばれている。店内には大漁旗や漁具が、誇らしげに掲げられ、まるで大漁船に乗りこんだかのような高揚感に包まれる。

まずは“百円焼酎”を注文。「お湯割りね? 水割りね?」と訊かれ、「水割りで!」と答えたら、間髪を入れず水と氷を渡された。ずらりと棚に並んだ焼酎から好きな銘柄を選んで呑むというセルフサービス・スタイルらしい。会計は自己申告制で、何杯飲んだかを後から告げればよいのだとか。これなら“おかわり”のたびに声を上げるタイミングを気遣わなくて済む。

焼酎のアテはもちろん、すぐそばの卸売市場から仕入れる新鮮な魚介類。玄界灘で水揚げされたヤリイカの活き造りは外せないし、手作りのエビ入りカマボコや明太子のカラスミも捨てがたい。

酔いが回る頃には、「船長!」と気安くご主人に声をかけ、玄界灘のポテンシャルがいかに高いか熱弁をふるう自分がいる。 勇気を出してカウンターに陣取ったからこそ目の前に現出した心地よい高揚。
うーん、たまらない。

“船長”が調理に専念するために始まった“百円焼酎”システム。常時15種類の米/芋/麦焼酎がそろう。九州の銘柄を中心にセレクトされているのもうれしい。
名物のイカは、注文が入ると店内のいけすから取り出して素早く活造りに。2,300~4,500円。刺し身を食べた後のミミとゲソは船長の計らいでアスパラと炒めた一品になった。
博多名物の辛子明太子を乾燥熟成させた自家製の『メンタイカラスミ』600円は凝縮感のある味。チビチビつつきながら呑みたい。
白身魚とエビ、イカ、ゴボウが入った『漁師かまぼこ』と、すり身などを包んで揚げた『雑魚シューマイ』は、常連客が必ず注文する鉄板メニュー。各500円。

福岡

第三共進丸

住 所
福岡県福岡市中央区長浜2-5
TEL
092-721-9734
営業時間
17:00~24:00
定休日
なし(年末年始を除く)

※記載内容はFDA機内誌「DREAM3776」Vol.17号(2016年10月発行)掲載時のものです。

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